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真珠夫人〜完結版〜 (フジテレビ系2002.09.27)
金曜エンタテイメント
制作/フジテレビ、東海テレビ放送、東宝株式会社
企画/荒井昭博、鶴啓二郎
プロデューサー/鶴啓二郎、塚田泰浩、阿部謙三
原作/菊池寛
脚本/中島丈博
演出/西本淳一
音楽/寺島民哉
主題歌/『HE WAS BEAUTIFUL』クリスティ
出演/荘田(唐沢)瑠璃子…横山めぐみ、杉野直也…葛山信吾、杉野登美子…森下涼子、杉野直輔…河原さぶ、荘田美奈子…増田未亜、荘田種彦…松尾敏伸、唐沢徳光…浜田晃、蔵原キク…増子倭文江、唐沢光一…宮内敦士、瀬川玲子…宮本裕子、夕子…日高真弓、大河内浩、松田優、大村波彦、権藤…木下浩之、宮畑…名高達男、青木淳…福原学、荘田優…佐藤雄、細川茂樹、ナレーション…江守徹、根岸はま子…内田明里、山田むら枝…奈美悦子、荘田勝平…大和田伸也
ほか



☆☆☆
 あのジェットコースタードラマが、いっそうのジェットコースターに大復活。それにしても、何という総ざらい総集編か。その展開の早さたるや。メインストーリーをここまで端折らないで2時間にまとめきったのは、お見事と言うしかない(コウモリ傘修繕屋のシーンまでもがカットされてないなんて、ちょっぴり感動)。
 改めて見てみると、そのおかしみはやはり傑出している。新キャラが出るたびに思わず頬が緩んだのも、本放送を見たときと同じ印象。完結版の豪華絢爛をさらに彩るのが、新たにつけられた江守さんのNR。

「はたして瑠璃子は、勝平(大和田伸也)に勝ったのだろうか?」by江守徹

と、ダジャレまで飛び出す始末。
 横山めぐみ、森下涼子、大和田伸也といった壊れ果てた面々が、ドラマアワード2002年春のノミネートに相応しかったことも、ここに確認。

「お姉さんのスカート、めくってもいいって言ってんの」

で有名な(?)頼子(川島朋子)がまったく登場しなかったのは、ちょっと残念だったけど。
 追加のエピローグはあまりにも普通で、破天荒の応酬後としては、逆の意味で浮きまくる。その浮き具合がまた狙いだったりして、なんてまた勘ぐったりしてしまうこの作品の底なし沼よ。
 本放送時のレビューを今改めて読んでみると、そのボルテージの高まりを振り返ることができますので、ぜひご覧ください。(結)

>>レビュー:真珠夫人




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