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温泉へ行こう5 (TBS系月〜金曜13:00〜13:30)
製作/テレパック、TBS
企画/山田康裕
プロデューサー/矢口久雄、大高さえ子
脚本/石原武龍、清本由紀、いとう斗士八
演出/山内宗信、岩寺秀廣、藤尾隆
主題歌/『S.O.Sダーリン』フリーウェイハイハイ
出演/椎名薫…加藤貴子、澤井恭一郎…大沢樹生、吹越美晴…矢部美穂、佐藤民子…相本久美子、佐々木伸江…山下裕子、大谷広美…田中千代、大谷真二…志ガヤ一馬、森田千春…二宮直子、島川若菜…さや、山岡麻衣…藤井聖子、大谷真一郎…渡邉奏人、星野絹香…板谷由夏、永野悠里子…藤吉久美子、武藤健司…田中実、蔵原由希乃…藤村志保
ほか

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第2週(12/6〜12/10放送)
☆★
 何だか妙に四角関係みたいなことになっちゃった薫(加藤貴子)、健司(田中実)、絹香(板谷由夏)、恭一郎(大沢樹生)の4人がキスしたりされたり、お泊りしたり、ダーツやったり、組んず解れつ大騒動を繰り広げるのだが、基本的には2つのカップルは清き正しく間違いないという結論。
 ドサクサの総動員的なドラマの作り方に関しては点数のつけようもないけれど、そそらないなりに見通させるテンポのよさは健在。絹香の恩師(実際は保護監察官)である高杉(高橋元太郎)が借金を申し出られないものだから、犯罪者に成り下がってやれと自暴自棄になるとのエピソードも随分と無理があるが、憂さ晴らしにハーレーを飛ばす絹香(板谷由夏)が、その昔特攻服を血に染めていた暴走族時代を導き出すためと思えば納得もいく。その再現Vでの板谷由夏の勇姿こそが第2週最大の見せ場?! 薫と健司の離婚の原因は健司が大切にしていたキョンキョンの写真集を薫が古本屋に売っちゃったから?『冬のソナタ』見て泣いてたら、隣で笑ってたって。ケンカしてるときが一番中がよさそうっていうのも不思議な感じだけれど。(麻生結一)


第1週(11/29〜12/3放送)
☆☆★
 手を変え品を変え生きながらえてきた『温泉へ行こう』もついにパート5に突入。今度は何かと思いきや、何と薫(加藤貴子)と健司(田中実)が離婚していた事実が発覚するところからスタート。こうなってくるともはや何でもありかとも思えるが、その何でもありぶりこそがこのシリーズの強みでもある。
 11月10日に放送された水曜プレミアでの2時間スペシャルを見ていないので唐突にも思えるが、とにかく「久松」はつぶれたらしい(そんなんでいいの?!)。薫、美晴(矢部美穂)、伸江(山下裕子)、広美(田中千代)、真二(志ガヤ一馬)らは就職先を探すべく旅館「御宿如月」を訪ねると、健司はここの支配人に納まっており、健司の裁量で薫だけが不採用に。ところが酔っ払いオーナー・恭一郎(大沢樹生)の鶴の一声でやっぱり採用に。
 その恭一がアメリカでホームステイしていた先のホストマザーこそが薫の伯母・由希乃(藤村志保)で、とらしい偶然の重なり合いはいかにもご都合主義的だが、すでにキャラが立っているドラマなのでそのあたりの強引さはさほど気にならない。恭一郎の婚約者にして健司の元恋人でもある絹香を演じる板谷由夏は、いかにも女将らしいカッコよさ。それにしても、健司って女将キラーだよなぁ。(麻生結一)




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