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よい子の味方 (TBS系月〜金曜13:00〜13:30)
愛の劇場
製作/ビデオフォーカス、TBS
企画/安倍純子
プロデューサー/大久保直実、若槻佐知子
原作/佐香厚子『よい子の味方スーパーシッター』
脚本/高橋ナツコ、清水喜美子
演出/大井利夫、岩寺秀廣、皆川智之
音楽/岩本正樹
主題歌/『天下無敵の愛』酒井法子
出演/白倉ナオミ…安達祐実、赤城亜矢…若林志穂、緑川清子…渋谷琴乃、青山洋平…阿部薫、三崎花…浅井江理名、三崎銀子…山田スミ子、三原伸子…星野有香、三原慎太…齋藤裕磨、三原圭太…飯泉諒、武田篤…前田耕陽、五十嵐多恵…大森暁美、五十嵐美香…春木みさよ、五十嵐徹…山口粧太、五十嵐太郎…井家良輔、五十嵐次郎…大久保拓真、伊東雅美…増田未亜、伊東達也…井田國彦、田代伶子…街田しおん、西村圭介…田付貴彦、伊東由香…山内菜々、立川萌…大谷允保、大野悟…小林正寛、松浦豊…唐渡亮、八条須磨子…鳳八千代、八条雅史…樋口浩二、高品元三…石橋雅史、四方俊平…佐藤亮太、八条雄太…大隅祐輝、香坂道子…宮崎彩子、香坂裕二…篠原秀豊、柏木亮太郎…山村建仁、香坂可奈子…原田舞美、香坂和人…猪腰真之介、ナレーション…小馬正、金子笑子…阿知波悟美、ミスターK…井上順
ほか

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第6週(7/12〜7/16放送)
☆☆
 両親が東大卒のエリートファミリーの意識改革にナオミ(安達祐実)が奮闘、というお話自体、これまでに扱われてきたエピソードとの差異が見えにくい。このあたりのバリエーションの少なさが、このドラマの弱点だったのでは。絵に描いたようなお受験ママ・道子役には昼ドラの常連、宮崎彩子。
 むしろしみじみとさせたのは、ナオミがホームにいたころの子供時代のイメージフラッシュが、一瞬セピア色の映像でインサートされた場面の方。亜矢(若林志穂)と息子が絡むパートなども、もう少し時間をかけて描いてほしかった。(麻生結一)


第3週(6/21〜6/25放送)
☆★
 セレブマダム・雅美(増田未亜)の極端な英才教育を従順にこなす娘の由香(山内菜々)が、ナオミ(安達祐実)の目には窮屈そうに映る。思い立ったら吉日とばかりに、おけいこごと三昧のお受験態勢から由香を完全脱却させるナオミ。だからって、泥んこ遊びやら何やらといった悪さばかり教えるのもいかがなものか。例え雅美と由香のコミュニケートに問題があったとしてもね。その中間はないのか?
 雅美の不倫疑惑とて、この善良なドラマでは何も起こるまいと予想できるところ。雅美を顧みなくなった夫・達也役で、イノシシ男(=『牡丹と薔薇)こと井田國彦が登場。『新・いのち現場から』にも出てらっしゃいましたし、もはや昼ドラには欠かせない存在。(麻生結一)


第2週(6/14〜6/18放送)
☆★
 姑の多恵(大森暁美)が産後の経過が悪くて入院している嫁の美香(春木みさよ)に太郎(井家良輔)と次郎(大久保拓真)の2人息子を面会させない理由を、スーパーシッターのナオミ(安達祐実)がお互いの思いをおもんぱかって完全解決=みんないい人たちだったというお話。
 非常に平凡な展開の中に、まったくちょっぴり平凡じゃないハートフルシッターズ・カンパニー港支部の面々の大騒動がちょっとだけ楽しい。(麻生結一)


第1週(6/7〜6/11放送)
☆☆
 ちょっと前に、桜井翔がなごみ系ぶりを発揮していた新米保育士が主人公の同名タイトルのドラマをやっていたが、こちらはミスターK(井上順)なる謎の男がベビーシッターの派遣会社に送り込んだスーパーシッターのナオミ(安達祐実)が大活躍するという、ぜんぜん違うお話。
 なぜナオミがスーパーシッターなのかはよくわからなかったが、ご本人がまだ子供みたいな安達祐実にはまさに適役なのでは。『天までとどけ』の主題歌のイメージがあるけど、彼女自体は昼ドラ初主演らしいです。脇をかためるのは、ナオミとコンビを組む赤城役の若林志穂に、同部屋の緑川役の渋谷琴乃と昼ドラではおなじみの顔ぶれなのがうれしい。
 バツイチの伸子(星野有香)が、慎太(齋藤裕磨)と圭太(飯泉諒)という2人の子供と新しい恋人の武田(前田耕陽)との狭間で思い悩む展開に、毎週一人の依頼者にスポットが当たる展開になるのかな、と大体の察しがつく。ナオミが繰り出す必殺技は、結構普通だったけど。(麻生結一)




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