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| もっと恋セヨ乙女 | (NHK総合月〜木曜23:00〜23:15) |
| 連続ドラマ 制作・著作/NHK 制作統括/鈴木圭 作/岡田惠和 演出/大友啓史(1、2、6)、井上剛(3、5)、一木正恵(4) 音楽/おかもとだいすけ 主題歌/『明日へ架ける橋』倉木麻衣 出演/天野幸子…真中瞳、里見修児…RIKIYA、高沢行彦…杉浦太陽、水川清四郎…高知東生、森尾英治…金子貴俊、富田比奈子…酒井若菜、中西春恵…斉藤こず恵、与那嶺ナベ…平良とみ、深沢泉…吉澤ひとみ、町田奈々子…佐藤藍子、天野伸子…山口あゆみ、温井実…与座嘉秋、平野みどり…瀬戸カトリーヌ、受付嬢・京子…楊原京子、ガイセイバーZの声…古谷徹、CD店の店員…マギー、路上詩人…佐藤智則、京子おばさん…松美里把、八木秀雄…笠兼三、警備員…田中要次、大沢慎太郎…石塚英彦、松田洋一郎…忌野清志郎、天野健吾…小野武彦、倉沢克宏…筧利夫ほか >>公式サイト |
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最終週「史上最大の告白」(6/21〜6/24放送) ☆☆ 終わったのに終わった感じがしないのは、どうせパート3があるからに違いなく、そんな余裕綽綽な感じが何ともいやらしい。第1シリーズ時より落ち着いたトーンで、よかった週もあったとは思うけれど。 「史上最大の告白」との副題通り、自己完結的見守り男、倉沢(筧利夫)が幸子にいったんは決別を決意するも、ついに長々と告白するくだりがまさに最大の見せ場。結局、酔っ払ってまったく聞いてなかった幸子に、まだふられなくてよかったとは何とも切ない。好きで好きでたまらない人と結ばれる方がいいのか、愛されて愛されて愛してくれる人と結ばれる方がいいのか、という堂々巡りは、このドラマを通じてのテーマ。 幸子のお見合い相手・八木(笠兼三)はむしろ伸子(山口あゆみ)と話があうも、そのフリ自体がまったくの空砲だったら、そんなエピソードはいらないでしょうに。倉沢と伸子こそがいい雰囲気だったりもしたけれど。バツイチの、要するに2週目の奈々子(佐藤藍子)がお見合いする場合をおいしいものの行列に例えて、その最後尾に並ぶしかないと言い切る比奈子(酒井若菜)の端的さには笑ってしまった。(麻生結一) 第5週「ママになってよ、ベイビー!」(6/14〜6/17放送) ☆☆ 子持ちの独身サラリーマン松田洋一郎(忌野清志郎)との恋ではなく愛の行方に、これまでにも増してしみじみモードが極まった。もっとも、仕事で遅くなるからといって保育園のお迎えをお願いしたりといったきっかけは、おざなりすぎでまったく感心できないけれども。 ついにオタカラのもう一人の受付嬢(楊原京子)がしゃべった!『できるかな』にはじまり、『八代将軍吉宗』とか、NHKはこういう趣向好きだからなぁ。同列に並べるのは、失礼でしょうか。もちろん、『できるかな』に対して。(麻生結一) 第4週「路上より愛をこめて」(6/7〜6/10放送) ☆☆★ 第3週のムード歌謡歌手編もなかなかよかったが、この路上詩人編もちょっぴりほろ苦い感じがせつなくていい。助走だけでグランド10周してきた幸子(真中瞳)にしてみれば(この顛末はこれまでに多数目撃)、路上詩人英治(金子貴俊)に一分間見つめられて 英治「大丈夫、助走が長ければ長いほどきっと高く飛べるから」 と書かれりゃ、それが自分だけへの言葉だと思うであろうことは間違いない。 英治は幸子の家に居候することになり、定住生活と朝のおにぎりの幸せを満喫するも、何かにつけて「詩人だから」と言われ続けて、ついに詩人は人を幸せにするために自分は幸せになっちゃいけないとの結論に達して、再び旅に出る結末にはしみじみしてしまった。空騒ぎの部分としんみりする部分とのバランスが、段々よくなっていってる。(麻生結一) 第3週「待っていますと言えなくて」(5/31〜6/3放送) ☆☆★ 一見ミスマッチと思える組み合わせが、実はいい組み合わせという場合もある、というわけで、幸子(真中瞳)がもっとも嫌いなタイプ、「西新宿で逢ったひと」(B面は「路地裏ブルース」)の一人キャンペーン中のムード歌謡歌手・水川清四郎(高知東生)と恋に落ちるこの第3週は、第1シリーズから含めてこれまでで一番面白かったかも。 水川清四郎って、氷川きよしと忌野清志郎(子供づれでおにぎりを買いに来る客の役で登場中)の合成?! 「西新宿で」「西新宿の」論争に決着をつけるべく、 健吾(小野武彦)「あんちゃん、歌聴かせてくれ。頼むよ。聴きてえんだよ。あんたの歌が!」 と懇願する台詞までも、妙に「西新宿」的?! 幸子本人がムード歌謡になっちゃうラストも気が効いてる。せっかくだったら、ブラジルに渡ることを決意する水川と一緒に幸子がブラジルに行っちゃえば、美しく最終回がむかえられた気もするけど。幸子の失恋を祝して父が焼いていたぎょうざの位置づけが、いっそう哀愁を帯びてきているのはムード歌謡のせいというよりも、この第2シリーズを一貫しての特徴。 朝5分家を出るのが遅れてから調子が出ないままに、倉沢(筧利夫)がドラマのメインストーリーにまったく絡まないというお遊びも、時にはいいかな。CDショップのWMVがまったく使えないあたりは、いかにもNHK的。 日替わりで世代別失恋アルバムになっているタイトルバックがとてもよく出来ています。(麻生結一) 第2週「変身してはみたけれど…」(5/24〜5/27放送) ☆☆ 『ニコニコ日記』の『ガイセイバーZ』が同枠の別ドラマに登場。確認のために『ニコニコ日記』を見はじめると、思わずこのドラマそっちのけで『ニコニコ日記』を見てしまう。 ガイセーバーオタクである高沢役の杉浦太陽は、いかにもそれっぽくてよかったのでは。主人公の最終的な心持ちには大いに疑問。(麻生結一) 第1週「恋のリサイクル」(5/17〜5/20放送) ☆☆ 緩やかというか、ゆるゆるというか、折り目正しさとは対極の作りに終始するあたりはパート1の時とまったく同じだが、あの一貫した空騒ぎぶりから比較すると、随分としっとりした感じ。幸子(真中瞳)が小学校時代の同級生・修児(RIKIYA)と出会うと、修児のフィアンセはすでに死んでしまっていて、という物語そのものがしっとりしてただけなのかもしれないが。 主演者にもう一歩の情感を求められれば、印象も随分変わってくると思うんだけど。ブランコにたそがれる場面などが一本調子なのは大いに残念なところ。とりあえずは、『天花』よりもいいのでは。(麻生結一) |
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