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ミニモニ。でブレーメンの音楽隊 (NHK教育土曜19:00〜19:25)
ドラマ愛の詩
制作・著作/NHK
共同制作/NHKエンタープライズ21
制作統括/安原裕人、田村文孝
脚本/藤本有紀
原案/グリム童話『ブレーメンの音楽隊』より
演出/遠藤理史(1、2、3、4、11、12)、渡辺一貴(5、6、7、8)、山下白(9、10)
音楽/佐橋俊彦
主題歌/『ラッキーチャチャチャ!』ミニモニ。
出演/【1〜4】栗村ちよの…高橋愛、オーバーオールの少女…辻希美、エプロンの少女…加護亜依、シンデレラの少女(写真)…ミカ、栗村有人…山寺宏一、栗村希里子…藤吉久美子、灰谷塔太…嶋崎徹、ケンジ…遠藤雄弥、栗村玲央…池田仁、亀山凛子…三国由奈、宇崎羽美…仲村瑠璃亜、浦島多香子…海老沢神菜、竜宮椎奈…寉岡瑞希、玉手佳織…高橋愛子、因幡卯月…原レイナ、大国美子…逵優希、鰐淵千波…二葉優奈、ネコ姉さん…平山さとみ、刑事…大村波彦、北見風生…川平慈英、大神陽太郎…尾美としのり、丹羽雛子…草村礼子、謎の紳士(語り)…宝田明、【5〜8】黒田美音子…辻希美、フォークな女…ミカ、黒田小夜子…北川弘美、熊谷正道…池内万作、黒田響子…林絵美、ケンジ…遠藤雄弥、大神陽太郎…沖津和、紺野萄子…近藤舞、根津実…吉見一豊、甘栗屋…石井トミコ、校長先生…横山あきお、牛島百合子…池谷のぶえ、西寅…村松利史、宇佐美…利光美保、巽…井川哲也、八百屋…原金太郎、漬物屋…よこやまよしひろ、ひったくり…安田暁、おでん屋…三田直弥、アコギの男…清水哲平、ハーモニカの男…砂原大地、めぐみ…斉藤友以乃、沙織…小林涼子、ひろみ…村田悠希、麗華…小島由利絵、マキ…藤田佳名、藤堂…上森寛元、宗方…田辺季正、剣道部主将…柳澤伶弥、番長…栩原楽人、子分…西山毅、黒田和歌子…梅沢昌代、黒田昭一…本田博太郎、笛吹進(語り)…宝田明、丹羽雛子…加護亜依、丹羽雛子(39歳)…辻沢杏子、【9〜12】丹羽雛子…加護亜依、犬塚健志…遠藤雄弥、文房具屋…モロ師岡、金田石之助…長谷川朝晴、八木沼先生…宮沢美保、笛吹進…森脇史登、ジャック…ポール・カミンスキー、節子…東山麻実、音楽の先生…池田司、技術者…下村彰宏・長野克弘・田坂秀治・工藤貴史、強…伊織大昌、七彦…飯塚雅巳、栗太…柿澤司、夏実…高宗歩未、ハーモニカバンド…池田輝樹・中島康之・津島利渉・濱崎泰夫、犬塚淑子…野村真美、釜吉…徳井優、ツル…銀粉蝶、犬塚一郎…升毅、黒田美音子…辻希美、栗村ちよの…高橋愛、花子…ミカ、丹羽雛子…辻沢杏子、黒田美音子…平山さとみ
ほか

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第2回「ドンキーが八つ当たり」(1/17放送)
☆☆
 役立たず扱いのちよの(高橋愛)は、卒業生を送る会のリーダーの座を半日で凛子(三国由奈)に引き渡す。政権交代が早いのは平成日本の特徴?! 凛子は早速ハーモニカ・ミュージカル「ブレーメンの音楽隊」の脚本を完成させ、ちよのは“ドンキー”のあだ名通りにロバ役を押し付けられる。ライバル・羽美(仲村瑠璃亜)たちのダンス・パフォーマンスには負けられないと早速ミュージカルの練習を開始。普段は足を引っ張るも、ちよののハーモニカの腕前に一同感嘆が、そのハーモニカはちよのが吹いていたものではなかった。
 この枠のドラマで突風が吹いたり、ひとりでに窓が開いたり、怪しげな人影が出てきたりすると、記念すべき第1作目にして唯一の傑作、『六番目の小夜子』を思い出してしまうんだけど。お化け大歓迎でキレる母親・希里子(藤吉久美子)と音楽の大神先生(尾美としのり)が、ギター片手に二枚目風なのが笑える。(麻生結一)


第1回「ドンキーの憂うつ」(1/10放送)
☆☆
 “ミニモニ。の”ではなく、“ミニモニ。で”というのが妙に気になる「ドラマ愛の詩」の新シリーズ。中学2年生のちよの(高橋愛)は、父・有人(山寺宏一)、母・希里子(藤吉久美子)、弟・玲央(池田仁)の家族4人で古い洋館に引っ越してきた。転校の初日、担任英語教師・北見(川平慈英)から教科書を読まされたことをきっかけに、あだ名は“ドンキー”に決定。汚名挽回にと卒業生を送る会のリーダーを引き受けるが、前の学校でミュージカル『シンデレラ』の主役をつとめたという作り話がバレてしまい、転校を機に人生が変えられると信じていたちよのは大いに落ち込む。
 クリスマスドラマ『ラストプレゼント』にこれと、NHKはモーニング娘。勢を主演にしたドラマ作りに熱心みたい。タイトルから推測するに、いわゆるビックリ箱ドラマ調なのかな。ちよの命名の由来に、“千代の富士”の奉納土俵の映像資料が出てくるあたり、『クイズ見ればナットク!』だったし。脇役が地味に豪華版です。(麻生結一)




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