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麻婆豆腐の女房 (NHK総合月曜21:15〜21:58)
制作著作/NHK
共同制作/NHKエンタープライズ21、テレビランド
制作統括/安原裕人、浅野加寿子
プロデューサー/大下晴義
原作/吉永みち子『麻婆豆腐の女房』より
脚本/前川洋一
演出/赤羽博(1、2、5)、久保田充(3、4)
音楽/小六禮次郎
出演/孫陽子…松坂慶子、孫孝民…武田鉄矢、山根敏江…高橋ひとみ、沢田…関口知宏、金子…布川敏和、孫孝子…森田彩華、孫孝一…田辺季正、中山…友井雄亮、李…徳山秀典、田島…市川勇、居酒屋主人…酒井敏也、警官…山崎大輔・住田隆、石橋…石田太郎、今井…前田耕陽、柳田…八木橋修、豆腐屋店主…岩下孝子、小宮山…真砂皓太、青木…瀬野和紀、粕谷…本田大輔、伝票読み…山中茂輝、アナウンサー…青木真麻、披露宴の客…中島奏・瀬尾智美、運送屋…中村元則、近所の主婦…松美里把、佐藤…宮脇敏基、客…野崎数馬・大関真・ロバートボールドウィン・グレゴリーペッカー、淑琴…野村佑香、文麗…二木てるみ、成長した孝一…野村宏伸、樋口平蔵…田村高廣、樋口美佐子…池内淳子、山根元晴…松平健
ほか

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最終回「新たなる挑戦」(6/9放送)
☆☆☆
 中華の鉄人、孫幸一(田辺季正→野村宏伸!!!)誕生秘話。やはり、DNAは争えないか。過労で倒れた母・陽子(松坂慶子)のために作った麻婆豆腐には、はじめての料理にして愛情がいっぱい詰まっていたといういい話。そりゃ、野球選手になる夢も捨てざるをえないね。
 沢田(関口知宏)と美倫(絵麻緒ゆう)のわがままなのれんわけの話や、香港に料理修業に行く李(徳山秀典)に娘・孝子(森田彩華)が好意をよせていたというエピソードなどは駆け足で語られておまけっぽい印象。それよりも、勝手知ったる手際のよさでみせた『きょうの料理』のセルフパロディが抜群に面白かった。(結)


第4回「家族はひとつ」(6/2放送)
☆☆★
 陽子(松坂慶子)、東京ママになる。いつものサクセスストーリーは1回お休みで、孝民(武田鉄矢)が香港に残してきた娘・淑琴(野村佑香)にスポットを当てた番外編。野村佑香がかなりそれっぽく演じてくれていたので、違和感なくこの純朴なドラマを楽しむことができた。(結)


第3回「ママは宝物」(5/26放送)
☆☆☆
 四川料理の鉄人に郷に入っては郷に従えの教えを得る。本場の味を守りながらも、もっと勉強して愛情を込めてと念押しされれば、お客さんの舌にあわせてとの迎合発言も、高貴に聞こえてくるというもの。もちろん、邪道の道を歩むことは、実力のあるものにしか許されないんだけど。
 四川では、棒で担いで売りに来てたから、担々麺は担々麺になったとのこと。毎度勉強になります。物まねとはまったく相反するものとして、武田鉄也の孝民は雰囲気出てるよなぁ。いやらしいぐらいに。
 なるほど、タイトルバックはその回に出てくる料理によって、そのたびに違うんだ。無性に担々麺が食べたくなる。(結)


第2回「二週間だけの夢」(5/19放送)
☆☆★
 いかにもサクセスストーリーらしいエピソードが並んでいるところを、意外性に欠けるととるか、安定しているととるか。過剰のない淡々としたところは、うるさいドラマが多い中にあってホッとさせられる。
 孝民(武田鉄矢)の同胞役で、元宝塚のトップ、絵麻緒ゆうが登場。この大陸系美人役は、なかなか適役では。(結)


第1回「夢はふるさとの味」(5/12放送)
☆☆☆
 実話は強しPARTII(PARTIは『あなたの人生お運びします』)。特別なことは何もしていないのだが、昭和30年代の東京に自然と引き込まれた。陽子役の松坂慶子がすこぶる好演。大人の鑑賞に堪えうるドラマの予感。(結)




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