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ちゅらさん2 (NHK総合月曜21:15〜21:58)
月曜ドラマシリーズ
制作・著作/NHK
制作統括/菅康弘
作/岡田惠和
演出/大友啓史(1、2、5、6)、本木一博(3、4)
音楽/丸山和範
エンディングテーマ曲/『琉球ムーン』国仲涼子
出演/上村恵里…国仲涼子、上村文也…小橋賢児、上村静子…真野響子、古波蔵ハナ(語り)…平良とみ、古波蔵奈々子…佐藤藍子、古波蔵恵尚…ゴリ、古波蔵恵達…山田孝之、古波蔵祥子…山口あゆみ、西宮遙…小西真奈美、兼城昌秀・沖縄ことば指導…藤木勇人、島袋正一…川田広樹、与那原誠…宮良忍、与那原琉美子…前原絵理、多恵子…沢詩奈々子、ジョージ我那覇…鮎川誠、我那覇猛…川平慈英、神田秀美…清水ミチコ、大浜豊…山里勇吉、島田みづえ…丹阿弥谷津子、柴田幸造…村田雄浩、城ノ内真理亜…菅野美穂、下柳聡子…戸田恵子、柴田容子…余貴美子、新城たけし…谷隼人、喜屋武…辺土名一茶、玉城…奥本健、平良…玉城幸也、紺野渉…山本學、紺野真知子…香川京子、島田大心…北村和夫、上村和也…鈴木翔吾、古波蔵恵里(少女時代)…浦野未来、上村文也(少年時代)…山内秀一、与那原彩乃…佐藤琴未、宮良のおばぁ…玉城文子、古波蔵勝子…田中好子、古波蔵恵文…堺正章
ほか

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最終回「おばぁの祝宴」(4/28放送)
☆☆☆
 真知子(香川京子)の死。そして、亡き妻について語らう渉(山本學)に、目を潤ませながら相づちを打つえりぃにしみじみとなった冒頭から一転。吐きそうなのは飲みすぎからではなく、妊娠してるからだった容子(余貴美子)の“似ているシリーズ”に戦慄が走る!だって、余さんの顔、怖すぎなんだもん。アングラフレーバー満載で、ドラマは個の力によって大爆発!一風館の面々の各リアクションも傑作。柴田(村田雄浩)の似ている返しにも爆笑でした。
 那覇でのフィナーレは予想通りだったけど、ドラマ的には最終回にようやく勢いを取り戻した形。まぁ、出演陣の潜在能力には、疑いの余地ありませんからね。(結)


第4回「それぞれの出立」(4/14放送)
☆☆
 やっと出たか、柴田さん(村田雄浩)の似ているシリーズ!吹雪&豆撒きつきで総時間120秒の大作。ただ本音は、こまめに小品を積み重ねてほしいところ。
 コメディとシリアスのバランスを必死にとろうとしている様は涙ぐましいのだが、朝ドラ時代はそんなこと意識しなくてもナチュラルにドラマが回っていた気がする。真理亜(菅野美穂)の恋の話も、思わせぶりだったわりにはもう一歩か。
 えりぃ(国仲涼子)の歌い方って、アグネス・チャンに似てません?例えが古すぎるか?!(結)


第3回「兄い兄いの涙」(4/7放送)
☆☆★
 ドラマはえりぃ(国仲涼子)の成長期から、キャラクター全員の群像劇に。恵文(堺正章)が新城(谷隼人)に感謝の言葉を並べる場面が嫌味にならないのは、この物語ならではか。廊下で肩を寄せ合う勝子(田中好子)と恵文(堺正章)のロングショットがいい。
 似ているシリーズはまたもや寸止め!祥子(山口あゆみ)ならずとも見たかったなぁ。もっとも目新しい展開は、間の悪い男・島袋(川田広樹)が東京に初上陸したことぐらいか(何て間がいいんだ!)。
 うぉ〜、ジョージ我那覇(鮎川誠)!

「ロックってヤツは音楽の形じゃないんだ。生き方そのものさ」byジョージ我那覇

やっぱり博多弁だ!(結)


第1回「ハイタイ!恵里、元気です」&第2回「対決!男対女」(3/31放送)
☆☆
 今思っても、『ちゅらさん』は傑作だった。すくなくともの中盤までは。その頂点があまりの高みだっただけに、その後の急降下が一層際立つことに。
 そんな朝ドラ時代の後半のノリをそのまま引きずる形で、パート2が登場。大いなる驚きは、『池袋ウエストゲートパーク』のSP並に豪華キャストが再結集してることぐらいで、それ以上の驚きはなし。いや、もうひとつ、国仲涼子が主題歌歌ってるさ!(結)




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