レビュー：中学生日記

中学生日記	（NHK教育土曜19：25～19：55）
制作・著作/NHK名古屋出演/矢場先生…竹本孝之、伏見教頭…伊藤みづめ、荒畑先生…多田木亮祐、鶴舞先生…木村庄之助、池下先生…木村和子、高岳先生…松田泰基ほか >>公式サイト

「Oh！キュークツデイズ」（4/12放送）
☆☆★
　新年度のリニューアル第１回目から、いきなりのミラクルハイテンション！イケてるのはキルケゴールとニーチェと小林旭という主人公が中学精太郎とは、やる気満々だ（ちなみに、前年度の中学精太郎は老人だった）。
　チャプターで区切られたエピソードのボーナストラックで、小林“マイトガイ”旭（もちろんニセモノ）との対話場面まで用意されている調子に乗りすぎに、自ら「やりすぎ！」の弁で自己批判よ。自覚があることは、素晴らしきことかな。
　ただ、これが反省の弁ではなかったことは、歌謡映画にサイレントムービー、さらには唐突な任侠物にモンキーマジック的飛躍（ワイヤーアクションもあったっけ？）と、さらに変容を続ける展開の成り行きで明らかになる。また、そのどれもがヘタというご愛嬌つき。
　個人カリキュラム制は先生の的屋化？学校は刑務所をモデルに作られている？教室は満員電車にも似た空間？リニューアル中学生日記も、一筋縄ではいかなそう。（結）

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