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幸せ咲いた〜結婚相談所物語〜 (フジテレビ系月〜金曜13:30〜14:00)
制作/東海テレビ放送、ビデオフォーカス
プロデューサー/奥村正彦、大久保直実
原作/ありさか邦『幸せ咲いた』
脚本/渡辺善則、清水喜美子
演出/奥村正彦、皆川智之、油谷誠至、鷹羽邦彦
音楽/岩本正樹
主題歌/『Gift』Baby Boo
出演/野上(塩見)咲…高橋かおり、野上薫子…中島唱子、須藤克子…山下容莉枝、塩見洋平…樋口浩二、塩見(丸山)由美…大沢さやか、浜崎譲治…浅見小四郎、若山美穂…津川友美、望月大輔…内浦純一、山中良治…井田國彦、一谷真由美、永松恵子、若松恵、古賀道枝、丸岡奨嗣、北村昌子、江藤漢斉、田岡美也子、宮武竹子…白石マル美、丸山秀美、水島涼太、吉満涼太、遠山俊也、角田英介、黒沢彩、真鍋尚晃、宮崎彩子、篠原秀豊、矢野トモ子、田付貴彦、三上直也、杉本友莉亜、松島遼、大後寿々花、丸山善次郎…西沢利明、遠藤周一…酒井敏也、沼崎悠、大原康裕、前田真里衣、川島美津子、西村淳二、高山千草、蒲田哲、北沢まりあ、平山さとみ、石橋敦、関根由佳梨、米山奈穂、大木史朗、中島元、花悠子、濱近高徳、杉崎ひろや、長坂しほり、花ヶ前浩一、菊間秋彦、林真里花、松本享子、金井節、中山夢歩、鈴木圭、大川敬司、能登千佳夫、川合敏之、遠野ゆき、大阿久隆雄、三堀八重、内野智、清水一哉、煤田直也、柄谷吾史、小川摩起、森岡正次郎、沢地優佳、佐藤愛美、窪塚雄太郎…片岡弘貴、望月雅江…茅島成美
ほか

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第12週(3/24〜3/28放送)
☆☆★
 ここのところ続いていた薫子(中島唱子)がメインで傷ついて、咲(高橋かおり)が受けて励ます構図は最終週も変わらず。成婚カップルの連打にお仕事感は若干高まったが、代わり映えのしない薫子の駄々っ子ぶりにはいい加減飽きたかな。まぁ、それぐらい彼女の人生がままならないものだってことなのかもしれないけど。
 前半の好調を後半に持続できなかったのは残念だが、コケティッシュな魅力に新境地を開いた高橋かおりは全篇を通して好演だった。中島唱子は達観をにじませていた前半の方がよかったが、窪塚(片岡弘貴)と結ばれる結末は後味よくすがすがしい。(結)


第11週(3/17〜3/21放送)
☆☆
 お騒がせな薫子(中島唱子)が今週も引き続き話題を独占。咲(高橋かおり)が結婚相談所の仕事を久しぶりにやり始めたかと思ったら、薫子のお見合い話でまたまた似たようなテイストに。ドイツから一時帰国した洋平(樋口浩二)が復活したことで、今度こそ咲に一波乱起こるかと期待するも、何もなしか。相変わらず、ロケはうまいんだけど。(結)


第10週(3/10〜3/14放送)
☆☆
 薫子(中島唱子)の誘拐事件がメインストーリー。またしてもドラマは横道にそれ、ごった煮的な謎のテイストに。薫子役の中島唱子はうまいにはうまいんだけど、ここまできちゃうとちょっと違うかなという気もしてくる。(結)


第9週(3/3〜3/7放送)
☆☆
 山中(井田國彦)が母(茅島成美)に対して抱き続けた思いがあまりにも屈折していて、見ながらに疲れ果てた1週間。それにしても、井田國彦の役は回を追うごとに『またのお越しを』とかぶっていったね。積年の恨みの末に涙の和解というオチまで一緒とは。
 一難さってまた一難。今度は克子(山下容莉枝)が夫の暴力に耐えかねて、雅江に泣きついてくる。さらには薫子(中島唱子)が誘拐?! 結婚相談所業務は何処へ?(結)


第8週(2/24〜2/28放送)
☆☆★
 結婚相談所業務もそっちのけで、雅江(茅島成美)と彼女が過去に捨てた息子、山中(井田國彦)の顛末に全キャラクターがかかわりあうことに。微妙な心の機微を紡ぐこのドラマらしいエピソードといえば、看護婦の今井(黒沢彩)が大輔(内浦純一)目当てに望月家にあがりこんで、という話ぐらいかな。克子(山下容莉枝)の裏切りが中途半端な感じだったのはご愛嬌。(結)


第7週(2/17〜2/21放送)
☆☆★
 そこは結婚相談所だけに縁結びが仕事のはずが、実際にモテモテなのは所長代理の咲(高橋かおり)の方。そのかわいさにプラスアルファされたバツイチの魅力は、確かにほっとけないか。今週のメイン、同性愛者の江崎(角田英介)の話はこれで終わりってことはないよね?
 怖かったのは、初対面の咲に嫌がらせをする窪塚(片岡弘貴)の娘たち(杉本友莉亜&古賀道枝)。その恐怖姉妹ぶりは、いかにもこの枠っぽいテイストで今後に期待が膨らむ?! 『キッズ・ウォー3』に出ていた杉本友莉亜の卵わりには思わず身震い。
 克子(山下容莉枝)がさらに悪人になって復活したのはうれしい。井田國彦が『またのお越しを』と連投の悪役で登場。イメージが変わらないので、見てて便利?!(結)


第6週(2/10〜2/14放送)
☆☆★
 洋平(樋口浩二)と由美(大沢さやか)を何が何でもくっつけようとする咲(高橋かおり)の心根がいまいちわからず。途中から押し付けのようにも思えてきて、このドラマを楽しみにしている側としても、不満の残る週だった。

「おこげの薫子(中島唱子)」

なんて毒の振りまき方は、やっぱり楽しいんだけど。
 ただここで洋平が消えちゃうと、タイトルバック的に不都合では?ドイツから別れて帰国、なんて展開もありうるけど。(結)


第5週(2/3〜2/7放送)
☆☆☆
  喘息を患う娘がいて、というそれなりの事情を盾にしての克子(山下容莉枝)、突然の裏切り。だったら、咲(高橋かおり)がお金を貸すエピソードもなしに、その前に裏切っててしかるべきだった気もするけど、とりあえずはここに裏切りが絡んだ方が、ドラマとしては盛り上がるわな。山下容莉枝さんご自身も、いい人のままでは居心地が悪かったでしょうし?!
 咲の姉薫子(中島唱子)が小説を酷評され、その原稿を燃やしてペンネームである武者小路薫のお葬式をやるシーンって、どこかで見たような?あぁ、『いつもふたりで』とまったく同じか。あのときは妙に頭にきたけど、こっちにはちょっぴり哀れみを感じてしまったのはなぜ?これって、不美人の特権?! そのあとにさすらいの旅に出て、ハクション大魔王ばりに咲の妄想でしか登場しないところがしつこくなくていい(『いつもふたりで』の瑞穂=松たか子はしつこ過ぎだもん)。いっそ、このままでもいいかな。
 訳あり風に、由美(大沢さやか)の話はさらに引っ張る。さて、どこまで引っ張れるか?伊原(篠原秀豊)と裕子(宮崎彩子)の話は、痛みを伴いつつもまとまるあたりが、このドラマらしかった。(結)


第4週(1/27〜1/31放送)
☆☆☆
 咲(高橋かおり)が洋平(樋口浩二)の元妻だった、という秘密が由美(大沢さやか)にいつばれてしまうのか、というサスペンスをサブエピソードに、ご成婚後に悲喜交々、という今までにないタイプの展開が絡まって、話術のうまさがさらに発揮された第4週目。
 伊原(篠原秀豊)と吉田裕子(宮崎彩子)が結局破局してしまう悲恋オチは、かなり意外。大体、あそこまでこじれれば(不倫の告白→告訴騒ぎ→土下座の謝罪→妊娠 etc.)、大体結ばれるものだけど。成婚料の払い戻し問題が解決してないので、まだ続きがあるのかな。(結)


第3週(1/20〜1/24放送)
☆☆☆
 咲(高橋かおり)と洋平(樋口浩二)の、互いの気持ちと立ち位置が微妙にずれていく様に旨みあり。語り口の落ち着きぶりで、男女の関係性の不可解さを巧みに描いている。ドラマの小ささによさが光る好篇。録画しても見る価値あり。(結)


第2週(1/13〜1/17放送)
☆☆★
 結婚相談話の連打になるかと思いきや、物語は咲(高橋かおり)と洋平(樋口浩二)の話に回帰。確かに洋平(樋口浩二)が咲(高橋かおり)の働いている結婚相談所の会員になる展開は、おいしいところ。二人の関係性だけでもたせるには、先はあまりに長いけど。(結)


第1週(1/6〜1/10放送)
☆☆★
 東海テレビの昼ドラ枠で茅島成美(『女優・杏子』)や山下容莉枝(『母の告白』)を見ると、反射的に思わず身震いしてしまうのだが、今回は表向きはコメディの模様。
 なかなか連ドラでは見られない女優の一人、高橋かおりがこれまたこれまでほとんど見たことがないような明るいキャラクターを好演。ゴールデンでやってるみないな結婚相談所話と比べると随分地味な印象だが、だからこそのおかしみが期待できる。杉本(田付貴彦)と土屋(矢野トモ子)が結ばれる週の結びも、さり気なくていい。(結)




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