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赤ちゃんをさがせ (NHK総合月〜木曜23:00〜23:15)
連続ドラマ
制作・著作/NHK
制作統括/吉川幸司
原作/青井夏海『赤ちゃんをさがせ』
脚本/宮村優子
演出/田中賢二(1)、中村高志(2、3)
音楽/榊原大
主題歌/『微笑みのひと』今井美樹
ナレーション(お月さま)/YOU
出演/亀山陽奈…高野志穂、児玉聡子…麻生祐未、宝田直記…深沢邦之、栗木るみ…杉本彩、栗木啓吾…葛山信吾、加々見(滝本)五月…黒谷友香、猪熊理帆…松本まりか、タマミ…山咲トオル、斎木護…斉藤羅慈、和…福井裕子、石動滋…野口五郎、加々見佑介…石橋蓮司、明楽友世…岸田今日子
ほか

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最終週「赤ちゃんからコンニチハ」(3/3〜3/6放送)
☆☆
 えっ、もう終わり?怪しげなセミナーの代表役で野口五郎が出てきたりと、『さくら』色満載に盛り上げてくれるたりもしたけど、ドラマ自体は結局子供っぽいままに終了。麻生祐未の大爆発とコスプレ三昧には、笑わせてもらいました。『年下の男』とのギャップがすごかっただけにね。(結)


第2週「お父さんをさがせ!」(2/24〜2/27放送)
☆☆
 見た目は愛人系のるみ(杉本彩)だけど、本当は和裁が得意な家庭的な女性だったとさ、ざぶ〜ん!るみが口走る“ファミリーイメージ”という言葉をわざわざ“世間体”と邦訳するとは、さくら(高野志穂)もだいぶ日本語が上手になったみたいで。ここでは陽奈でしたっけ?
 私生活のおめでたとかぶる葛山信吾は、『いつもふたりで』よりこっちのほうがいい感じ。元売れない芸人にして聡子の元夫役の深沢邦之も、これまたおめでたつながりか。
 共演陣にお幸せな方が多い中、孤軍奮闘やらかしてくれてるのが麻生祐未。あっちの彼女も怖いけど(『年下の男』!)、こっちの彼女もかなり変でした。

「過激でハードで危険なヤツ!」

かなりデスな感じだなぁ。(結)


第1週「お母さんをさがせ!」(2/17〜2/20放送)
☆☆
 『ドラマ愛の詩』とだんだん見分けがつかなくなってきたこの枠。ただいま再放送中の傑作『六番目の小夜子』と同じ宮村優子脚本ということで期待するも、中学生のお話『六番目……』よりもこっちの方がだいぶ子供っほいようで。
 麻生祐未がいい。ここでは『年下の男』とはまた別の意味での大爆発してます。コスプレに狂喜乱舞は証拠写真からもうかがい知れる。あそこまでもだえるのって、どんな携帯のバイブだよ。
 高野志穂演じる陽奈は、月在住?さぞや満天がうらやむことでしょうに。基本的に高野の陽奈は、さくらとイコールとくくっても大丈夫みたい。今回もまた、カメラ目線の常套手段が頻用される。
 テレビメーカーの“SONICS”、毎朝新聞みたいなもの?! 1万5千人のお産に立ち会った明楽先生(岸田今日子)のビデオ指令は、まるで『スパイ大作戦』風。

「意外性を狙ってみました」

とはなかなかの名言。「おめでとうございます」は東映のオープニング風。
 何はともあれ、助産師さんって大変なんですね。ここまで話ひねらなくても、結構面白くなったような気もするんだけど。(結)




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