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ママまっしぐら!3 (TBS系月〜金曜13:00〜13:30)
製作/ホリプロ、TBS
企画/木村理津
プロデューサー/川島永次、伊藤正昭
原作/富田安紀良『ほっといてよ!ママ』
脚本/渡辺典子
演出/樹木まさひこ、川島永次
音楽/手塚理
主題歌/『あなただから』Nyle
出演/尾崎彩華…芳本美代子、尾崎太陽…石橋保、石橋みゆき…網浜直子、江木正一…徳井優、江木雅子…大島蓉子、梶本浩一…吉満涼太、石橋隼人…松永博史、岸和田智…あいはら友子、東専務…出光元、岸和田安夫…浪花勇二、田口…俵木藤汰、多田知香…鷹城佳世、松坂…小柳友貴美、内田…和田京子、店長…三波伸一、石井優子…清瀬真理、尾崎紫陽…栩原楽人、江木倫子…森川みゆき、沢村美香…向野澪、岸和田亜美…小浦彩里、健太郎…小田翔吾、洋平…野島愛輝、石井拓夢…河合陸人、多田博喜…小室優太、尾崎愛華…小林亜美、郵便局員…町井美紀、愛華の声…町井美紀、医師…つぶやきシロー、鈴木洋子…松本じゅん、山田春子…宮前真樹、田中信子…植村りんこ、警備員…たなべかつや、看護婦…武藤陶子、救急隊員1…京乃介、看護婦…越後ユイ、救急隊員2…谷畑聡、尾崎愛華…福田紗羅、尾崎大海…黒部進、尾崎妙子…大森暁美
ほか

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第8週(12/23〜12/27放送)
☆☆☆
 このシリーズらしく大爆発で締めくくった最終週。受験生の両親(江木家限定!)が字幕スーパーで話すアイディア賞に端を発する怒涛のねた披露は、質量ともに充実を極める。
 梶本先生(吉満涼太)の北野先生化(『熱中時代』!)、といったシンプルなノスタルジーに思わず笑い泣き。最後に至っての多田さん(鷹城佳世)のキャラ立ちぶりにも頬が緩む。この天然カップルはパート4生き残り組に。逆にさよなら組は、いい加減マンネリしてた岸和田一家。この処置は当然でしょう。
 エピローグのデタラメ・ミュージカル調に何の違和感もなく全員が乗っかってくるあたりが、このシリーズの偉大なところ。パート4の舞台は牧場?! ロケが多くて大変そう。(結)


第7週(12/16〜12/20放送)
☆☆☆
 最終週かと思わせるほどに、らしからぬしんみりとした展開が連続する。白眉は紫陽(栩原楽人)と奈月(赤咲伶奈)の歳の差なんてな恋模様。踏み切りごしの別れの場面にも、定番のよさがちゃんとあった。
 コメディ・パートも依然好調。とりわけ、江木“マリリン”雅子(大島蓉子)と生まれながらのお姫様役=沢村さんのママ(安原麗子)が激突するクリスマス会が傑作。多田(鷹城佳世)にひとめ惚れする梶本先生(吉満涼太)に、パート2でのあのカタストロフィを思い出す。あれはひどかったからなぁ。
 この第3シリーズの芳本美代子は受けに回ることが多いんだけど、それだけにうまさが際立つ。(結)


第6週(12/9〜12/13放送)
☆☆
 パパの遺伝子、争えず!尾崎家の嫡男は、どうしてもワルのリーダーに惹かれてしまうとでもいうのだろうか。紫陽(栩原楽人)、奈月(赤咲伶奈)にひとめぼれとはお目が高い。
 そう言えば、パート2までと江木さんの娘役の子、違いますよね。前の倫子の、あまりの痛々しさが好きだったのに。森川みゆきは、ちょっとかわいすぎるかな。(結)


第5週(12/2〜12/6放送)
☆☆★
 使途不明金の発覚に、不妊治療を考えるみゆき(網浜直子)が知香(鷹城佳世)の子供を隼人(松永博史)の隠し子と勘違いしたり、愛華(小林亜美)が病気になったりと、これまでになくシリアスづくしの展開にかなり不満。やっぱりこのシリーズには、いつでもはじけてて欲しいなぁ。(結)


第4週(11/25〜11/29放送)
☆☆★
 今週はスパーク不足。亜美(小浦彩里)の授業復帰話がメインも、このエピソードって面白くないんだよなぁ。(結)


第3週(11/18〜11/22放送)
☆☆☆
 あらゆる違和感を忘れさせるおバカネタの連打、凄すぎ。わんこそばの要領でハンコ打つのに、なぜウルトラマンのテーマ!岸和田安夫(浪花勇二)と雅子(大島蓉子)のテーマは『恋におちて』かい。ゴリラの雅ゴンと本物雅ゴンの鉢合わせの場面をDVカメラの映像で見せたアイディアはお見事。(結)


第2週(11/11〜11/15放送)
☆☆★
 初登場の岸和田一家(浪花勇二&あいはら友子)にどうも馴染めず。比べてみて、改めてわかる。江木夫妻(徳井優&大島蓉子)がいかに偉大だったかということ。急がず騒がず、

「パソコンって、凄いね」by江木(徳井優)

の一言でしみじみさせちゃう存在感。シュレッダーにかけた重要書類修復に『ER』パロディって、そんなアホな。通常ではありえないナンセンスな飛躍を、ドラマに馴染ませちゃってるあたりの凄まじさといったらもう。でも第3シリーズは、岸和田一家中心の展開なんだろうなぁ。(結)


第1週(11/4〜11/8放送)
☆☆☆
 理不尽なまでの連続エピソードの面白さは、第3シリーズでもまったく衰えを知らず。芳本美代子の暴走としんみりの使い分けは、さらに絶妙に。公園デビューをメインにもってくるあたりの構成も実に巧み。
 そして何と言ってもこのシリーズは、徳井優の肉体演技と大島蓉子の顔演技にとどめをさすよね。必見中の必見です。(結)




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