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| まんてん | (NHK総合月〜土曜8:15〜8:30) |
| 連続テレビ小説 制作・著作/NHK大阪 制作統括/小見山佳典 作/マキノノゾミ 演出/笠浦友愛(1、2、5、9、11、17、19、25)、大橋守(3、4、8、14、23、24)、柳川強(6、7、10、16、20)、中寺圭木(12、15)、福井充広(13、18)、城宝秀則(21)、山田隆子(22) 音楽/川崎真弘 主題歌/『この街』元ちとせ 宇宙監修/毛利衛 語り/藤村俊二 出演/花山(日高)満天…宮地真緒、穂積(日高)美帆子…浅野温子、花山陽平…藤井隆、花山圭助…生瀬勝久、花山(篠原)にしき…鈴木紗理奈、日高英雄…氷川きよし、黒田つばめ…山田花子、黒田正巳…角田信朗、黒田和枝…キムラ緑子、田中ふみ子…広岡由里子、森山栄治…照英、真辺峰男…ゴルゴ松本、真辺素子…末成由美、シュウ…チューヤン、山南史郎…温水洋一、桐山…塩屋俊、立花…深沢敦、和泉豊…小市慢太郎、中島隆…要潤、原田明夫…安藤亮司、野口健司…野田晋市、森山(真辺)千春…永井流奈、宮下五郎…木下政治、別所潔…奥田達士、斉藤肇…阪東浩孝、黒田巌…安田善紀、真辺信人…桂楽珍、タケシ…丹羽努、ハヤト…山本禎顕、シロウ…牛丸裕司、穂積未海…谷村美月、黒田小次郎…真栄田和之、日高満天(子役)…斉藤千晃、花山そら…小林美稀・西本利久、チャーリー…ダンカン・ハミルトン、岸田…岩田純、会社重役…芝本正、ディレクター…カネダ淳、キャスター(声)…湯口和明、看護師…引田妙子、部長…五王四郎、医師…佐藤浩、看護師…山下和美、アナウンサー(声)…野口晃秀、医師…表淳夫、審査官…佐藤心、陽平(子役)…車戸敦、アキラ…水沼健、イチロー…尾方宣久、オサム…金替康博、ウーヤン…奥村泰彦、職員…杉本タダスケ、支配人…海原はるか、ヒロシ…山本哲郎、ター坊…平野麻美、少女…新保松風、タクシー運転手…日高正人、今岡典子…牧野エミ、鈴木雄大…長田融季、谷市朗…一色大輔、医師…下元年世、機長…森本研典、百合子の夫(写真)…九条佑樹、主婦…野崎かづみ、江口志乃…萩本果穂、富山チカ…猿渡ゆか、段田…吉満涼太、工務店社長…山内勉、施主…小松健悦、施主の母…新海なつ、乗松…泉祐介、警官…松浦達也、走者…矢野豊、酔客…若井はやと・若井たまる、野島三奈代…国生さゆり、藤村カネ子…千石規子、小野間大作…出光元、鈴木太郎…オール巨人、藤田勇…笑福亭松之助、村松試験官…佐々木功、高品わたる…小室等、毛利衛…毛利衛、日高源吉…赤井英和、穂積甚六…小日向文世、柴田寅彦…大杉漣、しろがね直次郎…由美かおる、日高源三…三橋達也、花山百合子…宮本信子ほか >>公式サイト |
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最終週「地球はホントに生きている」(3/24〜3/29放送) ☆☆★ いよいよ大詰め、宇宙からの天気予報に大いに期待するも……。どうにもすべてが簡単すぎてグッとこない。地球賛歌はいいとしても、展開に裏切りがないのはどうにも腹持ちが悪い。 歌手を目指して音楽学校にまで行くもものにならず、結婚をへて戦争のドサクサに、疎開先の披露宴で歌を歌い、ご祝儀をもらって忘れたころに自分の夢をあまりにも小さく実現するチョッちゃんの成り行きにこそ、深い共感がある。長い人生航路劇の中で、その機微を漂わせて、人生のいとおしさをにじませることが出来るのが朝ドラの素晴らしさじゃないのかなぁ。人生の深刻に直面しながらも、何気ない幸せに生きる希望を見出す展開。そして、あまりにもいとおしい登場人物たち。この半年はすっかり『チョッちゃん』に魅了されっぱなしだった。 由紀さおり扮する終始浮世離れしたチョッちゃんの母親が、最後の最後に頼もしく支えになるあたりの絶妙さ。慰安演奏の『ユーモレスク』の話が、戦争から帰ってきてヴァイオリンを持てなくなった要(世良正則)に再び演奏を決意させるきっかけとなるくだりなど、思わずしみじみとしてしまう。初見の印象よりも、はるかに味わい深いドラマだった。(結) 第24週「太陽の塔できっと会える」(3/17〜3/22放送) ☆☆ 方や2008年宇宙の旅の話やってるかと思ったら(『まんてん』)、方や1945年に飯炊き屋をはじめた話ですよ(『チョッちゃん』)。確かに現在2003年は2008年の方に近いのですが。 話の発展形としては、やはりチョッちゃんの方がうまい。飯炊き屋→食堂→行商の展開は小さくもダイナミック。『まんてん』にはこういう積み重ねがないんだなぁ。源吉(赤井英和)と美帆子(浅野温子)の再会も想像の範囲以内だし。宇宙に行くことの過酷が全然出てこないのは不満。(結) 第23週「願いよ とどけ! 七夕の夜」(3/10〜3/15放送) ☆☆★ 満天の偉人化!もしくは念じれば通づの究極形。あれよあれよという間に学歴不問の宇宙飛行士試験の1次、2次を突破したかと思ったら、最終試験ではさらにその融通のきく性格で、危機回避能力をフルに発揮。実験中に屋久島関西弁をやや抑え目にしたのが功を奏したか?!、満票獲得して宇宙飛行になっちゃった。これは『ロケットボーイ』の織田裕二でさえ果たせなかった偉業です。 こんな景気のいい話もなかなかないので、いつもより★も多めに。この嘘っぽい展開に、またしても毛利さんがリアリティを与える。ホンモノは強し。(結) 第22週「めざせ! 宇宙からの天気予報」(3/3〜3/8放送) ☆☆ 満天(宮地真緒)は破天荒予報のおかげで、あっという間に人気お天気キャスターに。ヘリコプターからの天気リポートで「天使のはしご」に絶叫するところなどは、このドラマがやりたかったであろうテイストでは。こういうのがもっともっとほしかったよなぁ。圭助(生瀬勝久)とにしき(鈴木紗理奈)も結ばれて、円満づくしの一週間。 『チョッちゃん』では、ガンコを絵に描いたようだったお父さん(佐藤慶)が逝く。その名演は深く心に残ります。戦争は深まり、ドラマはいっそう過酷な状況に。3月になっても、展開に引きがある。すごいことです。(結) 第21週「二人三脚 初めての子育て」(2/24〜3/1放送) ☆☆ 陽平(藤井隆)が家庭に入って子育てし、満天(宮地真緒)がこれまで通りに宇宙を目指す夫婦のあり方に、百合子(宮本信子)がまたまた反対の虫。このお定まりの展開、どうにかならんかね。もう遅いか。 いまだドラマの躍動が失われない『チョっちゃん』は、今週とりわけ素晴らしかった。敗血症でのマーちゃんの死からはじまって、要の出征、お父さんの危篤と、つらいことばかりが起こるよ。召集令状が届いた要のために子供たちが歌う、かつて要が作曲した杉山学園の歌にホロリ。 とりわけ第124回、全編にわたりチョっちゃんが要に洗濯と裁縫のやり方を仕込む異色の好篇にはうなった。夫婦の情愛が細やかに描写されているところがいい。戦地に赴く要が、品川駅まで見送りに来たチョっちゃんと2人の子供たちにヴァイオリンを弾くまねをする場面の余韻の素晴らしさといったらもう。筆舌に尽くし難いとはこのことか。(結) 第20週「こんまか命が生まれてくる」(2/17〜2/22放送) ☆☆ 胎教は『美しき青きドナウ』で、出産は『ツァラトゥストラはかく語りき』って、まんま『2001年宇宙の旅』じゃないの。さすがに、朝っぱらからリゲティの曲を使える場所はなかったみたいだけど。 宇宙からの天気予報と子育て奮闘記で、あと1カ月ちょっとを乗り切る模様。何せ母親がまだ子供だけに、エピソードには事欠かないかな。 『チョっちゃん』には、深く戦争の影が忍び寄る。ドラマはいっそう重厚になるも、語り口の軽妙さが失われていないのはさすが。(結) 第19週「二人一緒なら勇気百倍」(2/10〜2/15放送) ☆☆ ようやく21世紀に突入するや、登場したのは小室等!つばめ(山田花子)が敬愛する高品わたる先生の似顔絵、小室さんそっくりだなぁ、と思ってたら、やっぱりご本人でしたか。漫画の大家がフォークギターの名手ってどういうことよ?! あのギターはどこから沸いて出た?阿木耀子が歌詞をつけた『まんてん』のテーマ曲を高らかに歌い上げる高品わたる先生。もはや、何でもありってこと?歌手になりたい英雄(氷川きよし)も歌い、作品は歌謡ドラマ風に変わり果てる。 ほろっとさせたのは、山南(温水洋一)がゴーを出してのカウントダウン花火の輝き。宇宙へのロマンを屋根裏部屋で語り合うシーンもいいんじゃないの。こういうのをもっと期待してたんだけどなぁ。 久々に『チョッちゃん』の話題も。クニちゃん(宮崎萬純)は、神谷先生(役所広司)を踏み台にしたという自覚だったか。 「一人で生きるっちゅうは、大して緩くない」 喫茶店いずみの閉店パーティに集まった一堂に去来するさまざまな思い。その往来にこれまでのことが思い出され、思わず胸を締めつけられる。思えばいろいろありました。昭和16年を色濃く映す戦争の影。比べると、『まんてん』がつらいなぁ。(結) 第18週「私 陽平さんと結婚します」(2/3〜2/8放送) ☆☆ 陽平(藤井隆)と満天(宮地真緒)の結婚は、その決意までは朝ドラ最速級も、許されるまでには1週間もかかったか。毎度毎度邪魔に入る百合子(宮本信子)が唯一の反対者、という代わり映えしない展開に、いい加減ほかの手考えてよ、と叫びたい気分。 初カラオケで声が出なくなった篠原(鈴木紗理奈)のピンチヒッターで、臨時お天気お姉さんになる満天が妙にテレビ慣れしてたのには笑ったけど。屋久島弁とも関西弁ともつかない方言が許されるテレビって、そんなんでいいの?!(結) 第17週「あきらめられん 宇宙の夢」(1/27〜2/1放送) ☆☆★ 待ちに待ったNASDAの宇宙飛行士試験の週だったが、期待ほどにシビアな側面は描かれておらず、物足りなさが残った。「がんばれ!がんばれ!」以上がないのが、あまりにも残念。見せ場となるはずの閉鎖環境内試験の緊張感もイマイチ。 宇宙飛行士を目指す満天(宮地真緒)と陽平(藤井隆)の恋は、スペースファンタジー風。キスシーンも『スターマン』ばりで、握り合う手のバックには、“青くて丸か地球”が。泣き崩れる陽平を満天が胸で受け止める成り行きに、宮地真緒の潜在的母性系ぶりが炸裂する。 チャレンジャーの事故が語られた週の直後に、コロンビアの大惨事を目のあたりするとは。あまりのことに言葉もない。面接の場面で陽平が強く語った、宇宙で死ねるか否かの決意表明が、より重たいものに感じられる。ただひたすらに、合掌するのみです。(結) 第16週「陽平さんが宇宙に行くとじゃ!」(1/20〜1/25放送) ☆☆ 明るくなったら明るくなったで、ドラマに深みがないことがいっそうに露呈する。そこには心理戦もなければ、微妙な心の機微もない。ただ、毛利さんが撮影した地球の映像で、HV広報番組と化すのみか。大阪弁だか九州弁だかわからないような、満天(宮地真緒)の元気印があと2ヶ月も続くかと思うと、つらいなぁ。 『チョッちゃん』がなかったらと思うと、毎朝にぞっとする。勝子ちゃんが小学校退学になる有名なエピソード一つをとっても、その割り切れないジレンマに捻りあり。要の母が語るチョッちゃん像にも意表をつかれた。(結) 第15週「永遠の別れじゃ お父ちゃん」(1/13〜1/18放送) ☆☆ 源吉(赤井英和)が船を出したのは、日蝕を見るためだった、というちょっといい話にまでたどり着くのに2週間もかけたのに、毛利さんの三度の衝撃登場で、すべての積み重ねが吹っ飛ぶ!毛利さんから○が出た日にゃ、何も文句を挟めないでしょ。真実の重みが違うもん。ドラマのためには、毛利さんには土曜日以外の日に出ていただいたほうがいいんじゃないでしょうか。ただ、自殺を試みようとした朝ドラヒロインも記憶にないなぁ。要潤はもっと重要な役だと思ってたんだけど……。 『チョッちゃん』はいっそうに充実。お父さん(佐藤慶)がチョッちゃん(古村比呂)の結婚を許す週末回には、これまでのいきさつがあるだけに込み上げてくるものが。ここでもまた、佐藤慶が絶品。静かな語らいからにじむ父親の心境がいい。 癇癪に効くはずだった蜂の子を食べて、要(世良正則)の癇癪はさらに悪化?!杉本哲太がドラマの暗い影方面を担当。そして戦争の影が忍び寄る。(結) 第14週「うそじゃ! お父ちゃんが消えた理由」(1/6〜1/11放送) ☆☆ 満天(宮地真緒)が10年ぶりに父、源吉(赤井英和)と再会する重要週、のはずだったんだけど……。一言で片付ければ、 「ひどい芝居だね」by直次郎(由美かおる) ってこと。ただ、台詞や展開自体もひどいので、ちょっと演者に気の毒な気もした。大人になりきれない満天のままに、ドラマにも成熟が不足。 16分後にはじまる再放送枠の『チョッちゃん』が、罪作りなことに成熟したドラマなので、その差が余計に際立ってしまう。チョッちゃん(古村比呂)は母の道を歩み、クニちゃん(宮崎萬純)は映画女優の道へ進む。お互いの人生をねっとりと嫉妬しあった果ての、精神的決別が実に素晴らしい。 結婚詐欺疑惑(?!)で逆切れ居直りする要さん(世良正則)がヴァイオリンで練習していた曲は、ショスタコーヴィチの交響曲第5番の第3楽章のヴァイオリンソロパートだったような。ただ、まだこの時代には作曲されていなかったのでは?聴き間違えかな?詳しい方、教えてください。(結) 第13週「どげんすっとじゃ! 風雲 花山家」(12/23〜12/28放送) ☆☆ 師範(宮本信子)、それを言っちゃおしまいよの巻。ここに珍しく人間臭い展開が見え隠れするも、結局あっという間に丸く収まってしまった。コンスタントに描かれている世界感のスケールが小さい気がするのは、大阪と屋久島が規則的に登場するリズムのせい?! その手法自体は朝ドラの常套手段なわけだけど(『チョッちゃん』も北海道と東京の繰り返しだし。何が違う?)。 その小さくまとまってしまう印象は、大阪、もしくは屋久島のどちらかに何らかの明確な答えが用意されている、というドラマの決まりごとのせいかも。そんなこんなで展開が窮屈になってしまい、のびのびしたところも失われてしまうという繰り返しよ。宇宙に行く話なんだから、そんなおざなりな回答に終始するより、もっと大らかにやって欲しいなぁ。『チョッちゃん』みたいに。(結) 第12週「ほんのこてー プロへの道はきびしかぁ」(12/16〜12/21放送) ☆☆ 漫画家を目指すつばめ(山田花子)が、今週の主題「子供の人生は子供のもの」を一週間かかって体現するも、週末回に衝撃再登場した毛利さんの存在感によって、全てかき消される。これはずるい。虚構がリアルに敗北する瞬間に、劇作の無力を感じる(大げさ?!)。 子供のドラマの話はこれぐらいにしておいて。7:46からが大人のドラマの時間です!『チョッちゃん』が再び苦々しくも微笑ましい展開を量産し始めております。邦ちゃん(宮崎萬純)の深き欲望 夫婦篇!この人のないものねだり度の高さは、やはり並じゃない。チョッちゃんの結婚に反対する佐藤慶扮する父親が、由紀さおり扮する母親と東京を訪れるエピソードが絶品。アパートの物陰でヴァイオリンの音色を聴く父親の心情にしみじみ。(結) 第11週「ほっとけん! 柴田さんの秘密」(12/9〜12/14放送) ☆☆★ にしき(鈴木紗理奈)と柴田(大杉漣)による、師弟愛の週。満天(宮地真緒)が脇に回ったことにより、ドラマがちょっとだけ大人っぽくなる。鈴木紗理奈がビックリするような知的な役を好演。意外に彼女はシリアスな役も多いんだけど。制作者としては、そのギャップに惹かれるのかな。(結) 第10週「よっしゃー 老舗ストアーを立て直すとじゃ」(12/2〜12/7放送) ☆☆ がむしゃらにがんばれば、とりあえず復職できるんだったら、世の中どんなに楽でいいだろうな、満天!(一応、“つづく”のラストではあったけれど)。 肝心の満天(宮地真緒)が打ち出すタローストア再建策は、誰でも考えつきそうなものばかりで、いかにもつまらない。今週の救いは、やっと本領を発揮し始めた柴田(大杉漣)の含蓄ぐらいか。次週も引き続き、柴田がこのドラマを救う模様?!(結) 第9週「どげんなっとやろ? 十五夜の告白」(11/25〜11/30放送) ☆☆ せっかく大阪になれてきたところだったのに、あまりにも唐突な屋久島帰郷で、再びボルテージは下降ぎみ。で、屋久島が盛り上がってきたと思ったら、来週はまたまた大阪に逆戻りか。 満天(宮地真緒)が気象予報士へのきっかけをつかんだ重要週だったはずなんだけど。借金の話もいい加減飽きたね。 『チョッちゃん』では、おじさん役が川谷拓三から前田吟に。降板の理由って、何でしたっけ?川谷拓三のイメージがあるだけに、大いに違和感を感じるも、ドラマのボルテージはさらに上昇中。(結) 第8週「大ピンチ! 宇宙へは行かれんとじゃ」(11/18〜11/23放送) ☆☆☆ 行き倒れのかわいい子、自販機のつり銭を漁る兄。雷雲を見逃してハラハラさせっぱなしの妹。お父ちゃんつながりの太陽の塔で鉢合わせするそんなダメ兄妹の顛末が切なくて、過去最高の盛り上がりに。語り口も俄然向上。 「よかった〜」 の一言にも英雄(氷川きよし)、こぶしが回ってます。ただ部分部分のアフレコがやっぱりあってないね。BK朝ドラの伝統ですけど。 ちなみに火曜日の7時40分付近に、氷川きよしがTVジャック(やじうまとBS2)。水曜日はどういうわけか要潤の日に(『天才柳沢教授の生活』の“男爵”)。現時点ではもっとも宇宙に近い人間が彼ってことは、将来満天と結婚もありうる? チャレンジャーの事故映像に、当時のショックが蘇る。反射望遠鏡で見えたスペースシャトルディスカバリーの像が今週一番の感動シーン。顕微鏡で見たときの細菌のように激しく動き回るその姿に、宇宙が遠くもあり近くもある存在に感じられる。宮地真緒が開放値高く好演中。 『チョッちゃん』コーナー。文房具店のほの暗い片隅から、陽のあたる場所に思いをはせる邦ちゃんの深き欲望にぞっ。安が奉公するいわくありげな二号さん役で、若くてきれいな戸田恵子登場。(結) 第7週「がんばっどー 気象予報で大忙し」(11/11〜11/16放送) ☆☆★ 「どうしてお前はそうなんだ、満天」by千年杉:藤村俊二 とは、視聴者満場一致の声でしょうね。いまどきの子とは思えない無添加無着色ぶりが、喜ばしくもあるんだけど。 舞台が気象予報会社に移行して、ドラマに新鮮さが戻ってきた感じ。クールで出来る気象予報士が鈴木紗理奈ってのは、BKならではのキャスティングも、どう見てもビアガーデンのウェイトレスの方が馴染んでた?! 天気図書けて命拾いの展開は、『さくら』的に言えば、 “芸は身を助く” って感じでしょうか。満天(宮地真緒)と陽平(藤井隆)の対立点が、単語テストっていう小ささは◎。満点取れなかったのに威張ってる満天には再び、 「どうしてお前はそうなんだ、満天」 と言いたくなったけど。 今週の『チョッちゃん』(いつからコーナーに?!)。 未来の旦那さま、岩崎要(世良正則)の初登場もインパクトがあってよかったけど、何と言ってもショッキングだったのはクニちゃん(宮崎萬純)と神谷先生(役所広司)の同棲発覚!ベランダ越しで雨に顔を濡らすクニちゃんのエロティシズムに、朝からこれっていいのかよ、な気分に。最近のお子様ランチぶりと違って、昔の朝ドラってアダルトだよなぁ。(結) 第6週「ありがたかー 故郷の友」(11/4〜11/9放送) ☆☆ 歌の文句の続きを言うなら、 「君は行くのか、そんなにしてまで」 という今後でしょうか。自然科学系大学卒、実務経験三年以上のハードルはあまりにも高い。ただ、今だったら金積みゃ、行けるんだけどね。それもまた、別の意味でハードル高いんだけど。 ☆☆☆★級の面白さを持続するのは、『チョッちゃん』の方。由紀さおりと佐藤慶を助演賞にノミネートできない口惜しさよ。素晴らしいの一言。突然、女の顔をするクニちゃん(宮崎萬純)の激情ビンタを浴びたチョッちゃんは、生きた証を東京に見つけに行く。どうしても続きが見たくなるって意味では、今『チョッちゃん』がダントツです。(結) 第5週「たまがったぁー なにわの女師範」(10/28〜11/2放送) ☆☆ 舞台は大阪へ。そして本格的にBKテイストに。 「毛利さんって、あの毛利さんか?」by陽平(藤井隆) って、そりゃそう聞くわな。 それにしても『チョッちゃん』、面白いです!昔の朝ドラって、何でこんなに面白いんでしょう。チョッちゃんの疑惑の写真に、「曖昧な微笑」とは言い得て妙。これまた曖昧に意地悪な宮崎萬純が抜群に巧い。卒業式の余韻も素晴らしく、ドラマは次なる展開に。5、6週で次なる展開をむかえるあたりの方程式は、今も昔も変わらないみたい。(結) 第4週「『大いなる一歩』をふみ出すとじゃ」(10/21〜10/26放送) ☆☆★ 満天よ、新聞を読め!まぁ、毛利さんを知るぐらいだったら、NHKのニュースでも事足りるはずなんだけど。車をおりて歩いてくる毛利さんのその神々しいお姿は、『ライトスタッフ』のサム・シェパード級も、演技力は吉岡美穂級(最近の基準軸)で微笑ましい。雨の中のロケ、ご苦労様です。 仮に満天が甚六先生(小日向文世)に思いを寄せていなくても、母親(浅野温子)の巨大パネルを小学校時代の先生の家で見つけたら、やっぱり秘密基地に駆け込みたくなるぐらいには泣けてくるはず。 筋肉番付力で満天にはリベンジを果たした照英も、さすがに宇宙には勝てず。ところで、英雄(氷川きよし)のセラはどこへ行ってしまったんでしょう。現在が1997年であることが判明(21世紀まであと4年)。(結) 第3週「ほんのこてー 兄ちゃんは潔白じゃ!」(10/14〜10/19放送) ☆☆★ 英雄(氷川きよし)の愛車が幻の迷車(?!)、セラだったり、甚六先生(小日向文世)が『ダメージ』(ルイ・マル監督)の主人公ばりに、美帆子(浅野温子)の写真引き伸ばしちゃってたりと、この新作朝ドラにも楽しげはいろいろとつまってるんだけど、さらにひきつけられるのは、旧作『チョッちゃん』の方かな。 全編に漂う独特のペーソスといったら最上級。佐藤慶、由紀さおりのかみ合わない夫婦のダイアローグは実によく吟味されているし、今やすっかり大物になってしまった役所広司も、柄にあった先生役で好演。ロシア人のパン屋さんの話なんか、とりわけ秀逸でしょう。しみじみとしたい方には、『チョッちゃん』がお薦めです。(結) 第2週「負けんどぉー 運動会対決」(10/7〜10/12放送) ☆☆★ 東西対抗大運動会はなかなかにスケール盛大。地元の人たちもエキストラで参加してるんでしょうね。ベーシックな懐かしい競技も、風で舞い上がる二人三脚カードの趣向も楽しげ。 満天(宮地真緒)v.s.栄治(照英)は、今のところ栄治の全敗か。ここは照英の『筋肉番付』的栄光を逆手にとる面白さ。峰男(ゴルゴ松本)&千春(永井流奈)の切なか兄妹も強力。甚六先生(小日向文世)のいい人ぶりにもほのぼのとさせられる。 とはいっても、より魅了されるのは再放送の『チョッちゃん』だったりするんだけど。粗野なほどに野生児的な『まんてん』と比較するにつけ、しっとりとした語り口が魅力です。(結) 第1週「こん目でみたかぁー 青か地球」(9/30〜10/5放送) ☆☆★ やった!朝ドラがかわった!その喜びだけでも★追加級。はじまるなり仕事一つやめちゃうぐらいのスピーディーな展開には、早々に後半の息切れを心配してしまう。最近の朝ドラって、精神衛生上、よくないね。 「宇宙へ行きたか」 って壮大なノリにはいい予感もするけど、タイトルバックはあれでよかと?結構手間暇、かかってるらしいですけど、テンポ感からすでにイマイチ。屋久島弁(?)の正調がいかなるものか、正確にはわかりませんが、少なくとも満天の母、美帆子(浅野温子)の発音が間違ってることぐらいは、わかりますよ。(結) |
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