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名古屋仏壇物語 (NHK総合月曜21:15〜21:58)
月曜ドラマシリーズ
制作・著作/NHK名古屋
制作統括/銭谷雅義
作/輿水泰弘
演出/海辺潔(1、2、3)、西谷真一(4、5、6)
音楽/千住明
エンディングテーマ曲/『星屑のセレナーデ』森山直太朗
出演/河合桃子…木村佳乃、柴田虎之助…鈴木一真、田村辰三…下川辰平、岩代喜久男…上田耕一、榎本喜八…斉藤洋介、工藤…塩野谷正幸、河合智子…奥貫薫、編集長…上杉祥三、丸山晴彦…遠藤憲一、住職…外山文孝、西…池田博、部長…モト冬樹、少年時代の虎之助…上條誠、深津一平…平沼紀久、坂下久美…田村たがめ、中込初郎…野村宏伸、中込月子…山田昌、栗原花代…冨士眞奈美、岩代雪江…有馬稲子、河合仙太郎…杉良太郎
ほか

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最終回「さようなら、名古屋」(12/16放送)
☆★
 これしかないという成り行きの、意外性ゼロの最終回。

「強情と強欲と理不尽が服を着て歩いてる」=月子(山田昌)

この台詞の連なりには笑えた。(結)


第5回「ふつつかな叔父ですが」(12/9放送)
☆☆
 主要キャラクター全員を東京に集結させるという、CKドラマ的にはタブーとも思える荒技で、とりあえず物語る勢いだけは回復。エピソードはバロックに詰め込んであるだけなので、居心地が悪くなる部分もあるが、まぁ、先週までと比べれば、雲泥に楽しめた。(結)


第4回「私がジュリエット?」(12/2放送)
☆★
 エピソードがことごとく弾まず。第1回のふりがまったく生かされていないのも謎。(結)


第3回「恋の始まり」(11/18放送)
☆☆
 彫刻職人の親方(下川辰平)と弟子(鈴木一真)が繰り広げる、いかにも普通の人情話。腕の落ちた親方の作品に弟子が手を加えて、という話だけでも数話分のボリュームはあったと思うんだけど、さらに語ることがこのドラマにはあるというのか、弟子が一番大事だ、という微妙に気持ちの悪いオチでしめて、おいしいところを1話で放棄する。(結)


第2回「私、仏壇売ります!」(11/11放送)
☆☆
 仏壇で見栄をはる名古屋ならではのエピソードも、金ピカ仏壇の存在以上の感激はなし。
 視聴率、いきなりの4.9パーセントダウンとはどうしたこと?単に先週が異常だったってことか?!(結)


第1回「華麗なる相続人」(11/4放送)
☆☆★
 『中学生日記』やドラマ・愛の詩枠のあまりにもテレビ的じゃない実験精神に富むスタイルなんかで、いつもCK制作のドラマには驚かされてるんだけど、“名古屋○○物語”シリーズ(?!)には別の意味でまた驚かされること、100パーセント。『名古屋お金物語』『名古屋お金物語2』、『なごや千客万来』に次ぐシリーズ第4弾の今作でも、そんな期待を裏切らないベタベタなわかりやすい味の濃さは健在。
 木村佳乃がNHKのゴールデンドラマに出るのは、『元気をあげる』以来か。本妻(有馬稲子)、義妹(山田昌)、番頭(冨士眞奈美)の行進は、ほとんどマフィアのそれ。最近、こんな怖い人たちって、なかなかテレビじゃ見れませんからね。
 おっと、月9に視聴率勝ってるじゃないの。初?! この快挙をまさか“名古屋○○物語”シリーズが、元月9女優の木村佳乃が成し遂げるとは。(結)




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