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薔薇の十字架 (フジテレビ系木曜22:00〜22:54)
制作・著作/フジテレビ
プロデュース/喜多麗子、牧野正
脚本/浅野妙子
演出/光野道夫、水田成英、木村達昭
音楽/オリジナルコンピレーション・アルバム『LOVE IN ROSES 〜薔薇の十字架〜』アレンジ:沢田完
主題歌/『CRY』フェイス・ヒル
出演/工藤桐吾…三上博史、工藤澄子…石田ゆり子、北村甚…勝村政信、平山昌美…佐藤藍子、神谷恭介…玉山鉄二、三村日菜子…西山繭子、井原淳哉…合田雅吏、山崎エリ…猫背椿、高畑星児…田中碧海、森本…宍戸美和公、プロデューサー・小西…矢島健一、北村みどり…宮地雅子、高畑ゆり子…長内美那子、佐古田部長…田山涼成、工藤サエ…中尾ミエ、高畑暁…天海祐希
ほか

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第4回(10/31放送)
☆★
 全部不自然。映画館で偶然出会うのも無理があるけど、ニューヨークへの転勤願い(including 産休)、即OKってそんなバカな。いくら親友(猫背椿&西山繭子)相手だからって、人生の重大決断をペラペラと全吐露するか(“か”は反語の“か”→いやしない)。
 このへんのドラマ以前がことごとく間違っているので、もはやいかなる展開にも乗れず。そんなご都合主義の運命なぞには、到底興味を持てるはずもなく。
 大体、“シュピ〜ン”とか“シュパ〜ン”“チュルル〜ン”とか、そのSEどうにかならんかい。母の説教にシカゴの『素直になれなくて』?しかもフェイド・アウトって、どんなセンスしてるんだ(’80's有名曲の羅列攻撃で、どんなセンスかはうかがい知れるが)。ソーホーの近くには必ず有名人がいるって、そこは笑うところですよね?! お腹の子のお祝い、ってあたりのノリは、『婚外恋愛』で経験済みなだけに、今後が予知できていっそうツライ気持ちに。低レヴェルの争いながら、まだ『真夜中の雨』の方がマシか。(結)


第3回(10/24放送)
☆☆
 ドラマの前に名曲のイントロあてクイズに手間取っちゃって、どうにものれない。リチャード・マークス、キャリン・ホワイト、フィル・コリンズでしょ。k.d.ラング、シカゴは毎回くるんかね。それも何か中途半端な感じ。で、ジョシュ・グローバンに、主題歌は別にフェイス・ヒルって、いくらなんでも忙しすぎだろう。目は回らないけど、耳が回るよ。
 猫背椿が扮する暁(天海祐希)の親友の存在あたりも、大いに疑問。どうしてそこまで、ドラマを説明する必要あるのか。余計をやめて、桐吾(三上博史)と暁(天海祐希)の関係で見せきった方が、展開に求心力が出るのに。
 とりあえずは、暁(天海祐希)と澄子(石田ゆり子)の対決を残してる分、『真夜中の雨』よりはまだいいかな。(結)


第2回(10/17放送)
☆☆
 ドラマは随所に濃密の予感を漂わせるも、べったりとつけられたナツメロBGMがすべてをぶち壊す。シカゴに、k.d.ラングに、ベット・ミドラーって、巷で大流行のコンピレーション・アルバムじゃないんだから。と思ったら、やっぱりCD売る気でしたか。1曲1曲は名曲でも、束ねるとバラバラという好例。
 脇の役者もナツメロと同じくらいうるさいんだけど。いっそ、三上博史と天海祐希のニ人芝居にしちゃったらどうよ。(結)




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