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逃亡 | (NHK総合金曜21:15〜21:58) |
金曜時代劇 制作著作/NHK 共同制作/NHKエンタープライズ21、C.A.L 制作統括/大加章雅、小林千洋 プロデューサー/松前洋一、鶴間和夫 原作/松本清張 脚本/大藪郁子(1、2、3、4)、田上雄(4、5、6) 監修/市川崑 演出/市川崑(1、2)、手塚昌明(3)、関本郁夫(4、5、6) 音楽/谷川賢作 語り/小沢昭一 出演/源次…上川隆也、お仙…原田美枝子、お蝶…野波麻帆、伝兵衛…神山繁、惣助…江幡高志、六右衛門…外山高士、伝助…加藤久雅、勘八…大和武士、熊五郎…鈴木健介、丑松…九太朗、甚兵衛…中田浩二、番頭治兵ヱ…杜澤泰文、黒岩律…竹脇無我、お秋…浅丘ルリ子、卯平…井川比佐志、石川主水…石橋蓮司、梅三郎…宅麻伸ほか >>公式サイト |
総合評価:☆☆(第1、2話限定☆☆☆) 第6回(2/8放送) ☆☆ ゆったり逃亡に間抜けな隙間風。密かに『卒業』のパロディ、入ってます。市川崑先生も監修では、細部まで眼を光らせて真っ黒にできず。浅丘ルリ子が石橋蓮司の妹?どう考えたって、姉さんでしょう。貫禄が違うもん。 恐ろしいほどの先回りの術を披露する変化球な梅三郎(宅麻伸)が、一人最後まで気を吐く。(結) 第5回(2/1放送) ☆☆★ 「あの馬鹿」by卯平(井川比佐志) とは何とも言い得て妙。源次(上川隆也)の無鉄砲にはただただあきれるのみ。演出も益々普通化していく。もはや異色作の面影なしも、豪華キャストは目に楽しい。(結) 第4回(1/25放送) ☆☆ 本格的にアイディアの枯渇状態に陥ったか、狭いお江戸で主人公の言動もドラマの見せ方も行き詰まり気味。残り2回に最初の2回級並の出来ばえを夢見る。(結) 第3回(1/18放送) ☆☆ 演出家が変わると、こうも違ってくるのもか。市川崑の様式美だけは踏襲するも、テンポはまったくあがらず。妙にまったりした感じで、しばしば眠気を催す。 犬も歩けば誰かに出会う?ここの江戸の町は随分狭いですねぇ。お尋ね者とは思えぬ源次ののんびりにも???梅三郎の必殺投げ縄は、一話に一回は見たいなぁ。(結) 第2回(1/11放送) ☆☆☆★ ハイビジョンは見えすぎてしまうと市川崑先生、こともあろうに全部真っ黒にしちゃってます。少なくとも四隅はまったく見えないぞ。さすがは巨匠、やることが違う。 続々と登場する市川組常連の中でも、ドラマをピシッとしめてくれるのが原作にはいない謎の女、お秋を演じる浅丘さん。着物の衣擦れの音がまたカッコいいんだ。あと、兵ちゃんもいてくれたらなぁ。劇画風の森のチェイスは、闇のチェイス並にモンタージュづくし。市川崑先生演出がここまでとは悲しい。(結) 第1回(1/11放送) ☆☆☆ 市川崑節、炸裂!!!絵の切り方、大屋根、自然景の捜入、ほとんど影絵な暗闇状態、はっとさせるモンタージュとどれもあまりに市川崑!!! あまりにも普通な上川“源次”隆也とは対照的な投げ縄の梅三郎、宅麻伸のケレン味がいい。(結) |
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