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愛と青春の宝塚・恋よりも生命よりも (フジテレビ系)
制作/フジテレビ、共同テレビ
企画協力/手塚プロダクション
プロデュース/小岩井宏悦、高橋萬彦
脚本/大石静
演出/藤田明二
音楽/加羽沢美濃
主題歌/『Be With You』LANLAN
ナレーション/八千草薫
出演/リュータン(嶺野白雪)…藤原紀香、タッチ-(橘伊吹)…木村佳乃、影山航…椎名桔平、辻清志…ユースケ・サンタマリア、エリ(室町えり)…米倉涼子、ベニ(紅花ほのか)…春花、岡本麗、森下哲夫、でんでん、石村昌子、久世星佳、森ほさち、井澤健、有薗芳記、長尾まや、西田久美子、瑠菜まり、宮本えりか、和田有由、牧野有紗、久野雅弘、宮本大誠、立澤真明、石井洋祐、村田宏、瑠川あつこ、藤本洋子、生瀬勝久、金田明夫、小林勝也、朝丘雪路、鳳八千代、井川比佐志、速水悠介…仲村トオル、トモ(星風鈴子)…中谷美紀
ほか



後篇(1/4放送)
☆☆☆
 同じ時代を描いた『虹を織る』がひたすらに地道だったのとは対照的に、こちらはひたすらにドラマティック。カッコよくて泣ける域への高め方は、さすが大石先生です。『オードリー』もそうでしたけでど、実話風に微妙にずらしてフィクションをまとめるのが実にうまい。
 『虹を織る』ではスタジオばかりだった移動隊のシーンが、こちらでは全編ロケなのがリアルで新鮮でした。空襲警報がなってもトモ(中谷美紀)を抱いて歌い続けるシーンが、ドラマ中一番の感動的見せ場。
 恒例(?)の特殊メイクを、またやってしまいましたか。これはどう見てもがおかしいでしょう。おかげで、エピローグごと全部おかしくなっちゃった。藤原紀香の10代コスプレも無理がある。ステージでの男役ぶりは、最高にカッコよかったんだけど。主題歌も興をそぐ。(結)


前篇(1/3放送)
☆☆★
 1980年の『虹を織る』と2001年の『虹を織る』再放送で勉強した戦中戦後の宝塚を再復習の5時間。この尺は悪名高き『プラトニック・セックス』以来です。
 キャスティングはなかなかに巧妙ではまってます。1番手は藤原紀香ですが、本当の主役は2番手の木村佳乃。メインストーリーは彼女だし、格から考えても木村佳乃が1番手で藤原紀香がトメ(大物待遇!)じゃないですか。なにしろ宝塚扱ってるドラマですから、この辺はちゃんとしないと。でもトップスター役が一番手というのは、やっぱり正しいのかな。男顔の中谷美紀が娘役に転向する役とは、ちょっと残念。
 オープニングに『ベルサイユのばら2001 フェルゼンとマリー・アントワネット篇』和央ようか&花總まりの宙組ゴールデンコンビのおまけつき。(結)




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