レビュー：生存

生存・愛する娘のために

（NHK総合月曜21：15～21：58）

月曜ドラマシリーズ
制作・著作/NHK大阪
制作統括/金井勉
原作/福本伸行、かわぐちかいじ『生存～LifE～』より
脚本/青柳祐美子（1、2）、森脇京子（3、4）
演出/大森青児
音楽/野見祐二
出演/武田正生…北大路欣也、村井飛鳥…富田靖子、中村…別所哲也、井之上チャル、武田佐和子…上野樹里、草川祐馬、桃山みつる、島村晶子、大竹修造、安部潮、藤澤慎介、亀井賢二、亀山忍、佐川満男、土田早苗、栗塚旭、藤田弓子、三林京子、手塚…野村宏伸、白川…平田満、川崎…岸部一徳ほか

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第4回（3/4放送）
☆☆★
　アリバイとその崩し合戦の白熱にややしつこさを感じるも、最後の一手を導き出すには、やはりこれぐらいの食らいつきは必要だったかな。もともと悪人顔の別所哲也が、悪人役をやるという理にかなったキャスティングはマル。（結）

第3回（2/25放送）
☆☆
　脚本が森脇京子に交代。“さとちゃん”で“佐藤（さとう）”と勘違いするだろうか？腕の傷を確認する方法もそれしかないというビールかけ。犯人の選定は、順当過ぎるほどに予想通り。
　富田靖子は、なぜかコートの襟を立てる刑事的役作り。独特のテンションを保ちつつ、とにかくあと一回で終わりのようです。（結）

第2回（2/18放送）
☆☆★
　設定にやや無理があると感じられるも、ドラマの真摯性は第1話から依然持続。北大路欣也の必死の形相以外の大いなるみどころを見つけるのは、なかなか難しい作業ですが。NHKのドラマでは、車の車種が出せないというのも、やや興をそぐところ。（結）

第1回（2/11放送）
☆☆★
　またまたNHKっぽいドラマが始まりました。『海図のない旅』ばりにそこからの逸脱に期待も、『プリティガール』でやらかしている青柳祐美子の脚本だけに少々心配。第1回目はシリアス調がカチッと決まってました。北大路欣也の現代物連ドラは、『噂の伝次郎』以来かな。（結）