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喪服のランデヴー(再) (NHK総合火曜23:00〜23:45)
ドラマDモード
制作著作/NHK
共同制作/NHKエンタープライズ21、ケイファクトリー
制作統括/三井智一、一井久司
プロデューサー/池端俊二
原作/コーネル・ウールリッチ
脚本/野沢尚
演出/渡邊孝好
音楽/東儀秀樹
出演/路木悟史…藤木直人、大柴総太…吉岡秀隆、飯田聖美&辰岡由海(二役)…麻生久美子、青木千夏…山本未来、佐々木和彦…石丸謙二郎、挽地圭一郎…坂本長利、尾花苑子…山口美也子、松木敏夫…松重豊、大柴美佐子…銀粉蝶、小杉弘…田中哲司、宮本比呂子…小林麻子、倉石映一…長塚圭史、長谷部佳恵…水木薫、飯田庸一…草野裕、福山喜一…森富士夫、飯田由美子…大原真理子、植村昇平…寺田農、植村祥子…根岸季衣、蓑田新吉…沼田爆、薬学部の助教授…北見敏之、松原日奈子&松原ひとみ…宮崎優子、立花隆行…津嘉山正種、長谷部紀久…塩見三省、尾花初男…岸部一徳、辰岡季里子…吉田日出子
ほか

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※レビューは本放送時のものです。


最終章「告別」
☆★
 最後まで変わりなくひねりのないヘボ球勝負の展開に、裏切らないサスペンスという逆の驚きを覚える。裏切らなくてサスペンスといえるかどうかは疑問ですが。基本である脚本とキャスティングでしくじっているため、撮る前から敗北していたあまりにも悲しいドラマでした。
総合点☆★


第四章「接近」
☆★
 なぜ吉岡は応援を呼ばない!! なぜ吉岡はちゃんとしゃべらない!! 物語以前の部分から間違ってる。


第三章「闘争」
☆★
 なぜ寺田農は娘の側を離れて、外に飛び出していったのか。殺しのトリックに期待していたのに、いきなりコケました(火サスのほうがちゃんとしてるぞ)。それ以上に藤木の声にコケる。吉岡の顔にもコケる。もっとコケるのは、デコちゃんの演技だけど。


第二章「愛死」
☆☆
 原作は名作らしい。確かにそんな匂いもなきにしもあらず。ただ、せっかくの原作を台無しにしている人が複数人いる模様です。銀&吉岡親子は、騒々しいだけの老婆と無能な息子の絵に描いたような取り合わせ。役柄に合わない吉田日出子が最後まで生き残りそうで怖い。陰のかけらもない王子様な藤木に陰のある役とは、土台無理な話。『ナースのお仕事3』とのギャップは埋められず。でも最大の戦犯は、NHKが大好きな東儀秀樹の音楽か。これが全体のたがをゆるゆる、ふにゃふにゃにしている。残念です。


第一章「凶手」
☆☆
 全5回で片を付けなきゃいけないからでしょうか、少々説明的すぎる気がしました。渡邊孝好の演出がじっくりいきすぎで、間延び気味になってるのもいただけない。面白かったのは、吉田日出子調(?!)に引っ張られて、周り隅々までみんな大根化していたこと。それにしても、話が古めかしいなぁ。




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