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結婚の条件 (テレビ朝日系2002.03.03)
日曜洋画劇場特別企画:稲垣吾郎ドラマ復帰第一作
制作著作/テレビ朝日
プロデュース/五十嵐文郎、高橋浩太郎、西河喜美子、飯塚正彦
脚本/龍居由佳里
演出/藤田明二
挿入歌/『キダリヌン マウム(待つ心)』唄・李政美
出演/倉嶋薫…稲垣吾郎、金英華…金潤敬、倉嶋綾…雛形あきこ、椎名潤一郎…木村昇、倉嶋翠…北浦共笑、倉嶋幸子…木の実ナナ、高山源一…植木等
ほか



☆☆
 結婚をテーマにするのなら、出会い云々はもっと説明的に流して本題に入っていった方が妥当だったのでは。キムチかぶるってのもほとんどコントだし、あれでいきなりキスじゃ、単なる手の早い男でしょ。
 日韓問わず、エピソードはお決まり尽くしで工夫がない。変化のつけ方も唐突な印象のものが多く、慌てて作ってしまったような感じを受けないでもない。結果的には、慌てて作る必要もなかったわけですが。稲垣メンバー自身が語る、大河風にいうならば“『結婚の条件』紀行”に登場する国際結婚カップルのバリエーションが少ないのにも?みそぎに付け足しただけという印象は、あまりうまくないでしょう。
 植木さんの声に往年のハリがないのが、少し気になった。『海図のない旅』に感心した龍居由佳里さんの脚本ということで期待したのですが、今回は期待はずれでした。(結)




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