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御家人斬九郎 (フジテレビ系火曜19:59〜20:54)
制作/フジテレビ、映像京都
企画協力/円企画
プロデューサー/保原賢一郎、河合徹、西村維樹
脚本/金子成人(1、7、8、9、10)、古田求(2)、中村努(3)、田村惠(4、5、6)
監督/齋藤光正(1)、田中幹人(2、4)、原田徹(3)、三村晴彦(5)、原田眞治(6)、井上昭(7)、津島勝(8)、田中徳三(9)、渡辺謙(10)
音楽/佐藤勝
出演/松平残九郎(通称:斬九郎)…渡辺謙、蔦吉…若村麻由美、西尾伝三郎…益岡徹、南無八幡の佐次…塩見三省、西尾るい…唐沢潤、おえん…奈月ひろ子、りよ…日下由美、梅吉…大橋一三、よね…松村康世、お光…奥田小百合、八重…山本奈々、ゆき江…岸由紀子、松平麻佐女…岸田今日子
ほか

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第10回「最後の死闘」(2/26放送)
☆☆★
 入魂の最終回90分。いつものコメディ調は、

「しらんぷり」=“Sit down please.”by蘭語の達人!麻佐女(岸田今日子)

まで。山崎努、うじきつよし、三浦浩一、中村久美、松重豊、平田満らの超いぶし銀豪華キャストが全員機能していたとは思えないけど、重厚な仕上がりは見ごたえ充分でした。しかし、このシリーズらしい軽みは完全に後退。
 渡辺謙自らによる演出は、いつものスタイリッシュにさらに輪をかけるも、やや腰が重たかったか。いろいろやりたくなる気持ちはわかりますけど。
 メリケン=『アリーmyラブ』つながりで、いつも以上に目を閉じると蔦吉(若村麻由美)とアリー(声:若村麻由美)の聞き分けつかず。この密かな楽しみも今回で最後か。(結)


第9回「冬木町の女」(2/19放送)
☆☆★
 ハードボイルドのヒロイン、おつやを美保純が妙演。こういう危うさを出させると、今一番の女優さんかもしれませんね。このシリーズはこれで終わりだそうですけど、もったいなぁ。そう思わせる好篇ぞろいです。最終回に期待。(結)


第8回「乱調麻佐女」(2/12放送)
☆☆☆
 硬軟巧みな使い分け。コミカルとシリアスの出し入れに脱帽は、鼓の名手、麻佐女様(岸田今日子)。笛の吹き手役の林与一もいかにもそれっぽいムードを醸し出す。艶やかな若村麻由美も実に粋。(結)


第6回「捨値五両」(1/29放送)
☆☆★
 斬九郎(渡辺謙)とその母麻佐女(岸田今日子)との掛け合い漫才(?!)、ホント面白いです。仇相手が二転三転の仇討ち話も、ゲストを含めて充実。蔦吉(若村麻由美)の声を聞くと、アリーの幻影から逃れられない。(結)


第5回「ゆうれい長屋」(1/22放送)
☆☆★
 驚くことに、このドラマは2、3年前に撮影したものらしいですよ。危うくお蔵入りだった?! 稲垣メンバーの『結婚の条件』はいつ放送されるんだろう?
 故三浦洋一の勇姿に、彼の変え難い個性を思う。合掌。お姫様役の佐藤友紀は、『旗本退屈男』では奥方役だったでしょ。2、3年で成長したというべきか、変わってないというべきか。大体、2、3年って何? 『旗本退屈男』もいつ撮ったんだかわかりませんが。(結)


第4回「盗賊見習い」(1/15放送)
☆☆★
 渋〜いキャストでおちゃらけ話を楽しむ。盗賊の長老をぬけぬけと演じた米倉斉加年がお見事。(結)




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