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死者からの手紙 (NHK総合:2001.11.29)
ハイビジョンサスペンス
制作著作/NHK
共同制作/NHKエンタープライズ21、ケイファクトリー
制作統括/小松隆一、土屋秀夫、竹内豊
プロデューサー/池端俊二
原作/エミール・ゾラ『テレーズ・ラカン』より
脚本/岩松了
演出/渡邊孝好
音楽/岩代太郎
出演/立花香織…風吹ジュン、立花康彦…國村隼、佐伯陽子…宮崎優子、陽子の母…高林由紀子、根岸季衣、立花春子…岡田茉莉子、岬一馬…伊達建士、法律事務所の事務員…小林麻子、銀紛蝶、陽子の父…奥村公延、田中修一…小倉久寛、陣内幹夫…村上弘明
ほか



☆☆
 エミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』の翻案というと、素晴らしい出来栄えだった『埋葬された愛』(1998年・TBS系)が思い出されるだけに、これにも大いに期待したんだけど、今回は正直言って期待はずれでした。
 岩松了の脚色は、物語の端折り方には疑問も残るけど、設定の大胆な変更なんかは、それはそれで一つのやり方として納得できる。問題なのは渡辺孝好の演出。『喪服のランデヴー』の悪夢を彷彿とさせる輪郭線のはっきりとしない演出のテンポ感に、退屈させられることしばしば。どうしたいのか、さっぱり見えてこなかった。(結)




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