レビュー：温かなお皿

温かなお皿

（フジテレビ系2001.12.25）

制作/関西テレビ、ホリプロ
企画/濱星彦
プロデュース/小川誠、渡辺真沙子、平部隆明、三瓶慶介、関本広文
原作/『温かなお皿』江國香織
脚本/カリュアード
演出/源孝志
音楽/クリスティーナ&ローラ
エンディング・テーマ/『Two Hearts』今井美樹
出演/今井美樹、水野美紀、坂口憲二、末永遥、安居剣一郎、田口浩正、鈴木砂羽、佐戸井けん太、筒井真理子、藤村俊二、三浦友和ほか

☆☆
　見ようか見まいかと迷い、見た後に見ても見なくてもよかったと思う。『水曜日の情事』が男の妄想なら、こっちは女の妄想。その美しい世界の羅列についていけたのは、タクシーの挿話まで。その後は一気にトーンダウンで、バカらしい気持ちに。ラブホテル→ラーメン屋だなんて、見てるほうが恥ずかしくなる。
　切り返しを多用する演出は、イメージ違いの場面も多々。
「ヨーロッパの映画って眠くならない？」
このドラマも結構眠かったですよ。
　三浦友和と末永遥って、『氷点2001』コンビじゃないですか。またもお母さんにクリスマスイブにいじめられるとは。『氷点2001』のお母さん役も今井美樹のほうがよかったか?!
　重い掃除機を軽々と抱えていたCMつながりか、水野美紀は掃除機のデザインを手掛ける役柄。『アンティーク』とそっくりなタイトルバックのお皿つながりか、鈴木砂羽がまたまた登場。同時間帯の裏、Dモードにも出ている電波ジャックぶりに惚れる。（結）