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アンティーク〜西洋骨董洋菓子店〜 (フジテレビ系月曜21:00〜21:54)
制作著作/フジテレビ
プロデュース/高井一郎
原作/『西洋骨董洋菓子店』よしながふみ
脚本/岡田惠和
演出/本広克行(1、2、5、7、9、11)、羽住英一郎(3、4、6、8、10)
音楽/Mr.Children 主題歌/『youthful days』Mr.Children
挿入歌/『prologue』『Printing』『Dance Dance Dance』『I'll be』『I'LL BE』『友とコーヒーと嘘と胃袋』『Simple』『ジェラシー』『蜃気楼』『マーマレード・キッス』『さよならは夢の中へ』『安らげる場所』『花』『つよがり』『優しい歌』『ALIVE』『Tomorrow never knows(remix)』『ニシエヒガシエ』『NOT FOUND』『Brandnew my lover』『ニシエヒガシエ WEST remix』『CENTER OF UNIVERSE』『Everything(It's you)』『ラララ』『ボレロ』『いつの日にか二人で』『CHILDREN'S WORLD』『雨のち晴れ(remix)』『Love is Blindness』『Dive』『Prism』『デルモ』『Mirror』『everybody goes―秩序のない現代にドロップキック―』『everybody goes(instrumental Version)』『車の中でかくれてキスをしよう』『ラヴ コネクション』『旅人』『Heavenly kiss』『虜』『深海』『BLUE』『思春期の夏〜君との恋が今も牧場に〜』『幸せのカテゴリー』『Image』『Drawing』『星になれたら』『Mr.Shining Moon』『シーラカンス』『ニシエヒガシエ EAST remix』『Hallelujah』『ゆりかごのある丘から』『Round About〜孤独の肖像〜』『【es】〜Theme of es〜』『DISCOVERY』『LOVE』『光の射す方へ』『花-Memento-Mori-』『マシンガンをぶっ放せ』『シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜』『グッバイ・マイ・グルーミーデイズ』『Over』『CROSS ROAD』『逃亡者』『君が好き』『花(remix)』『シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜(instrumental Version)』『手紙』『終わりなき旅』『ためいきの日曜日』『Everything is made from a dream』『タイムマシーンに乗って』『Distance』『臨時ニュース』『#2601』『また会えるかな』『Innocent World』『その向こうへ行こう』『傘の下の君に告ぐ』『名もなき詩』『口笛』『ありふれた Love Story〜男女問題はいつも面倒だ〜』『風〜The wind knows how I feel〜』『Another Mind』『君の事以外は何も考えられない』『独り言』『アンダーシャツ』『Asia(エイジア)』『抱きしめたい』『my life』『君がいた夏』

出演/神田エイジ…滝沢秀明、橘圭一郎…椎名桔平、小野裕介…藤木直人、飯塚桃子…小雪、吉永正太…えなりかずき、内野茜…西野妙子、島崎珠美…眞鍋かをり、野間篤史…小林すすむ、佐伯記者…野仲功、宗像克雄…辻萬長、白井富貴子…八千草薫、小野玲子…細川直美、小野啓介…升毅、諸岡美恵子…鈴木砂羽、中野逸子…小西真奈美、波子…今井恵理、鬼塚トオル…長塚圭史、橘紘子…生田悦子、神田源一…牟田悌三、小早川千影…阿部寛
ほか

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第11回(12/17放送)
☆☆☆★
 うぉーっ、異化効果の嵐。普通に最終回を期待してた人は、肩透かしを食らった気分かもしれませんけど、最終回が苦手な岡田さん(?)としては、なるほどそうきましたかって感じの最上の逃げの一手だったのでは。こんな超一流の変化球の最終回、やりたいと思っててもなかなかできるもんじゃないでしょ(きっと誰かが止めるはず)。各人によって語られるイヴの微妙なズレが、たまらなく楽しい。

 「この物語は
  ケーキと4人の男達の物語である」

うぉーっ、ドラマが円環してる。何と高級な。キーボードの音は、桃子の『愚か者たち』だったわけですね。参りました。(結)

☆☆☆
 こういうのってあり?しかも最終回なのに。でも、こういう裏切りもこのドラマっぽいかな。インタヴューが桃子の取材だってのは見え見えだったけどね。ミスチル聴いてたのって、正太くん(えなりかずき)だったんだ。今回、一番のびっくりかも。指揮してるのには、笑っちゃった。ホントは珠美(眞鍋かをり)にひっぱたかれたんだ。
 それにしても、美男美女のオンパレード(古い?)だったよね。パリ帰りなのにぜんぜん変わってないエイジもナイスだよ。(由)


第10回(12/10放送)
☆☆☆
 テクニカルな試み、ここに極まれり!とりわけオーナーの連続回想が、最高に凝ってて笑えました。最終回、ヘンに謎解きに走って、これまでノリを忘れて欲しくないんだけど、危ないないかなぁ。前例が多いだけに。(結)


第9回(12/3放送)
☆☆☆
 オーナー、蚊帳の外の回。ドラマの奇想はすっかり後退するも、椎名桔平の美味さはさらに際立ってます。唯一の意外は、TVレポーター役の鈴木砂羽がまたまた登場したことぐらいか。体を鍛え続けるえなりかずきは、まさに美味しい役どころ。(結)

☆☆☆
 けっこう予告のまんまだったかな。えなりかずきは吉永君ってうんだ。珠美(眞鍋かをり)には、正太くんって呼ばれてたけど。この恋は成就して欲しいな。しそうにないけど。
 怪しいのが茜(西野妙子)の行動すべて。別の男とつきあいはじめといて、お泊りグッズでおしかけるか。なんかあるでしょ。(由)


第8回(11/26放送)
☆☆★
 テレビで店の紹介って、『ちゅらさん』のまんまじゃないか。その『ちゅらさん』で、今やNHK女優と化している佐藤江梨子(現在『料理少年Kタローで、マドンナ中!)がやっていたレポーター役には、今回は自他ともに認めるNHK女優の鈴木砂羽が(12月スタートの『光の帝国』に出演)。
 トータルも焼き直しの印象なら、これまで冴えまくっていたディテールも今回はやや不発。これまで一貫性を保ってきた厨房の電気ノイズにも微妙なブレが。源一(牟田悌三)と富貴子(八千草薫)のツー・ショットは、島田(北村和夫)とみづえ(丹阿弥谷津子)の二人にさらに緩くかぶる。
 桃子が素性を明かす後半も意外に平板。これからは、お得意のいい人ドラマに成り下がってしまうのか。出足の岡田惠和伝説がここにきて、露呈し始めた?!(結)

☆☆☆
 『ちゅらさん』じみた筋には使い回しっぽい感じもしたけど、笑える箇所は満載でした。特に宗像(辻萬長)とえなりかずき(役名あるの?)が最高。(由)


第7回(11/19放送)
☆☆☆★
 岡田マジック炸裂のファンタジー、……青春ドラマ?……(思いっきり、異化効果!)。てっきり期限切れの小麦粉で腹痛おこす話だと思ってたのに、そうきましたか。って原作通りなの?!
 ひでこ(邑野未亜)でデコちゃんとは、これまた岡田さんらしいオールドファッション。回想シーンも影(阿部寛)のサングラスは変わらず。
 老人の恋は岡田さんのブームなテーマなの?島田(北村和夫)とみづえ(丹阿弥谷津子)の恋(『ちゅらさん』)を彷彿とさせる、源一(牟田悌三)と富貴子(八千草薫)の恋の予感。(結)

☆☆☆★
 これまでで一番泣けたよ。小麦粉一文字(?!)に仁王立ちの影がカッコいい!!
「……そして……恋……」
そして、今度こそ藤木直人バンド?違う?
「……青春ドラマ?……」のテロップで、覚ましてくれてありがとう。感激の勢いのままに、ケーキを激食いしちゃうところでした。(由)


第6回(11/12放送)
☆☆☆★
 メイン・エピソードなしで見せきるうまさはさすが。間のおかしさをいっそう際立たせるのが、厨房の換気扇か冷蔵庫かわからないけど電気ノイズのような音に、店内の時計の秒針。カットで音を変えてくるあたりの小技が、最高に冴えてます。そしてわけもなく店の前を行き交う人々(マウンテンバイクは盗難チャリ?!)。
 源一(牟田悌三)のパイの食いっぷりが、またいいんだなぁ。笑ってごまかすオチも素敵です。(結)


第5回(11/5放送)
☆☆☆
 これまでに大盤振舞された謎が、少しずつ解き明かされる仕組みなのね。タイトルバックに目が回る。(由)

☆☆☆
 局面局面のありがちな展開と、「結局、コメディ……」とのバランスがうまく保たれている。テレビの連ドラではほとんどお目にかかれない辻萬長がはまり役。ミスともいえないようなミスに責任感を持ち続け、という少々無理のある設定も、彼の愚直な物言いによって役柄が説得力を得ていた。さて、来週も彼は登場するんでしょうか。
 私も挿入曲はてっきり、藤木直人バンド(?)の歌だと思ってましたよ。「ミスチルって、藤木直人の声に似てない?」って言ったら、「藤木直人がミスチルに似てるんだ」とミスチル・ファンに注意されてしまった。(結)


第4回(10/29放送)
☆☆☆★
 目にやさしい、心にやさしいがたまらなくうれしい。星のケーキの話には、泣けちゃった。(由)

☆☆☆
 甘いだけじゃない、甘酸っぱいエピソードに好食感。絶妙の間が、ドラマの饒舌といいバランスです。(結)


第3回(10/22放送)
☆☆☆
 (再びデータを眺めて)あれって全部違う曲だったの!何曲かはてっきり藤木直人バンド(?)の歌かと思ってた。阿部寛が本格的に絡んできたのがうれしい。変な間がいっぱいあるのも、またうれしい。だから、ドラマがうるさく感じられないのかな。いつもケーキを見つめるだけで帰ってた眞鍋かをりが拒食状態だったとは、ちょっと普通すぎて拍子抜けしたけど。(由)


第2回(10/15放送)
☆☆☆
 (データを眺めて)ミスチルとか聴いたことがないので、そんなたくさん流れていたとは、ユメユメ思いませんでしたけど、今回も流れてた?気にならず、面白かった。(由)


第1回(10/8放送)
☆☆☆
 出足の岡田惠和(?!)、の名に恥じない上々の滑り出し。スレスレのお話を清々しく仕立て上げる巧みさは、やはりプロの仕事ですねぇ。凝り凝りの小技連発に、初回からおなかいっぱいです。もしかしたら、これで最終回の方がいいのかも。この思いって、『ちゅらさん』トラウマ?!(結)

☆☆☆
 超美形の3人を見てるだけでもお腹いっぱいのケーキ屋物?! 全編に漂う危険な薫りに、クスクス笑えた。(由)




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