レビュー：三億円事件

三億円事件－20世紀最後の謎－

（フジテレビ系）

初回放送：2000/12/30
再放送：2001/11/24
第56回芸術祭放送部内参加作品
制作著作/フジテレビ
制作協力/共同テレビ
プロデュース/小岩井宏悦、高橋萬彦、栗原美和子
原作/『三億円事件』一橋文哉
脚本/矢島正雄
演出/藤田明二
出演/ビートたけし、長瀬智也、松田龍平、相島一之、木村多江、山西惇、山口馬木也、久保晶、ANATOLI KRASNOV、椎名泰三、青木和代、江口尚、SHELLEY SWEENEY、ELIZABETH HARDCASTLE、夏八木勲、本田清澄、佐藤裕一、平出龍生、長谷川ほまれ、野村信次、高橋奈津美、広野健至、鬼塚啓之進、音無美紀子、瀬戸朝香、渡部篤郎ほか

☆☆☆
　語り口滑らかで、危惧ほどにその長さも気にならなかった。フィクションだとわかっていても、それっぽいビターな一昭和史に思えてくるから面白い。浪花節調に締めくくるには、惜しかったドラマ。
　映画の規模でみっちり作れば、もっと面白くなったと思うけど、今の映画会社にはそういう企画力はないんでしょうねぇ。演出は生煮えっぽいけど、キャスティングは上手く当たってる。（結）