レビュー：ネバーランド

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ネバーランド

（TBS系金曜21：00～21：54）

製作/木下プロダクション、ＴＢＳ
プロデューサー/森田光則
原作/恩田陸
脚本/砂本量
演出/森田光則、倉貫健一郎、高野英治、田沢幸治
音楽/中村幸代　主題歌/『出せない手紙』Ｖ６
出演/菱川美国…今井翼、但馬紘子…山田麻衣子、篠原寛司…村上信五、瀬戸統…生田斗真、岩槻茂久…田中聖、高木透…山崎裕太、松熊アキ…周防玲子、菱川小百合…橘実里、ケ－キ屋店長…和泉ちぬ、依田光浩…三宅健、篠原美里…奈良富士子、篠原友也…田山涼成、菱川邦彦…升毅、安斎せり奈…吉本多香美、菱川真弓…芦川よしみ、島田…三波豊和、依田敬子…高島礼子、庄司若葉…野際陽子ほか

第11回（9/14放送）
☆☆★
　プロットのおもしろさを考えると、もっといけたような気もするけど、それなりのクオリティは終始維持出来ていたのではないでしょうか。顔のアップをひたすらに切り替えしたり、ズームを多用したりといったイマドキ珍しい効果などにも生真面目さが表れていて、好感が持てました。それが効果絶大だったかどうかは、また別問題だけど。余韻のあるラストもいい。（結）

☆☆★
　ジャニーズのドラマのラストが洗濯物干しのシーンとはちょっとビックリしたけど、これがいいんだなぁ。美国と光浩のツーショットがキラキラしてて、まぶしすぎます。（由）

第10回（9/7放送）
☆☆★
　このドラマがちゃんとしてることを再々々度確認しました（毎回、そればっかり?!）ので、最終回だけでも見る価値はあります。みんなで写真を撮るシーンがいい味。非常に複雑なパーソナリティの役柄を、高島礼子が率なく演じていたと思います。吉本多香美演じる安斎せり奈がすっかりいい人になっちゃったので、オープニング・タイトルバックの効力も弱まるなぁ。（結）

☆☆☆
　たった10回だというのに、みんなすっかり成長しちゃって。ほとんど、親になったような気分。（由）

第9回（8/31放送）
☆☆★
　各エピソードのそれぞれがそれぞれに、核心に迫りつつあります。わかりにくい話だけに、台詞はバカがつくほどに懇切丁寧。面白さと直結しないところが辛いところではあるけれども、ドラマ的には充実しております。

第8回（8/24放送）
☆☆★
　奈良富士子（47歳）、芦川よしみ（42歳）、そして高島礼子（37歳）とそれぞれの母親役の熟女勢、総出演に圧巻！ここまで揃うとちょっと怖かったけど。奈良さんの包丁手つき、危なすぎる。見るとこ、違いますか?!
　オープニングのタイトルバックは、ドラマのトラウマを丸ごと再現しようとしている意欲作だけど、奇妙な早送り状態になってるオカルト風の吉本多香美は怖いというよりもちょっと滑稽。でも本編のほうは、やっぱり怖かった。（結）

☆☆☆
　三宅君、高そうな眼鏡かけてる。吉本多香美、怖すぎ。（由）

第7回（8/17放送）
☆☆
　脅かしの小ささに、小さい感動を覚えたりして。本当に怖いのは、高島礼子だったり、奈良富士子だったりするんだけどね。（結）

☆☆★
　話はわかったようでわからないんだけど、ビジュアルで楽しめるから、まっ、いいか。（由）

第6回（8/10放送）
☆☆
　芦川よしみ、奈良富士子、高島礼子に続いて、岩槻の母親役で木村理恵が登場。黒服の庄司先生（野際陽子）も雰囲気出てます。バリケード組んで立てこもりって青春は、これまでのノリとはちょっと異質では。（結）

第5回（8/3放送）
☆☆★
　あっさりとドロドロのブレンドがうまい。ジャニーズ勢（ひとまとめですみません）も健闘してるけど、コンスタントに目に引くのが、高島礼子のノリノリダークな怪演ぶり。（結）

☆☆★
　せっかく、それぞれがそれぞれの役にはまってきてたと思ってきたところだったのに、岩槻君、死んじゃうんだ。ちょっと唐突じゃない。暗くて辛くて重いドラマだけど、感情移入しちゃえればそれだけのめりこめるかな。（由）

第4回（7/27放送）
☆☆★
　統（生田斗真）の母親役は誰？見てる間、ずっと気になっちゃったんですけど。それにしても、このドラマ、暗いねぇ。誰も見なくなるわけだ。（結）

第3回（7/20放送）
☆☆★
　子供が美形なのは親が美形だから、という至極当然のDNA的な法則が、このドラマではきっちり守られています。芦川よしみ、奈良富士子に高島礼子とは、また随分揃えましたねぇ。「ちょっと刺激が強すぎ（by高島礼子）」、って、言いえて妙。
　原作ファンにはヒンシュクかってるみたいですけど、ドラマとしてはちゃんとしてます。「お腹にもたれる（by再び高島礼子）」、あまりにも怪しいねっとり感に好みが分かれるかな。（結）

☆☆★
　見ててくらくらするぐらいのいい男の子たち列伝。おばさまたちもお美しくて、眺めだけなら最高級じゃない。意外にも（?!）、内容も悪くないよ。（由）

第2回（7/13放送）
☆☆★
　原作の設定は冬休みとのことですが、このドラマではそれが夏休みに変更に。そのことに意味があると言わんばかりの明るいノリが、謎めいた寒々しい雰囲気と微妙にブレンドされてて、これはこれで納得できます。今のところ、ジャニーズ・ファンならずとも楽しめるクオリティ。ファンなら尚更でしょうけど。

第1回（7/6放送）
☆☆★
　ジャニーズ勢総出演という話題性もさることながら、恩田陸原作のドラマ化ということで注目。アップの多様は、ファンの子を引きつける効果とは別に、怪しげな雰囲気を醸し出していたと思います。とりわけ、光浩（三宅健）と敬子（高島礼子）の絡みの、ねっとりとした感じは強烈な印象。導入部としてはなかなかだったのではないでしょうか。『六番目の小夜子』超えは、なかなか難しいでしょうけどね。（結）

☆☆★
　何だかキャーって感じのドラマ。美男美女カップル、翼君と麻衣子ちゃんに注目したいなぁ。（由）