HOME |
ハート | (NHK総合月曜21:15〜21:58) |
制作・著作/NHK 制作統括/一井久司 作/金谷祐子(1〜4、6〜10)、江口美喜男(5) 演出/柴田岳志(1、2、7、8、10)、谷口卓敬(3、4)、新田真三(5)、梛川善郎(6、9) 音楽/本間勇輔 主題歌/『愛・Heart』モモノミコト 出演/弘岡直…陣内孝則、二宮ゆかり…櫻井淳子、岸本沙良…黒川芽以、小峰保…渡辺哲、小峰靖子…根岸季衣、小峰海人…小栗旬、二宮慎一…デビット伊東、リカルド鈴木…山口智充、村上奈々世…栗山千明、結城苑子…本田美奈子、富樫正義…ミッキー・カーチス、高橋仁…鶴見辰吾、金古(岸本)…うじきつよし、吉田…並川孝太、須藤美佐子…萬田久子、菊間正造…宍戸錠ほか >>公式サイト |
第10回(11/12放送) ☆☆☆ なるほどなっとくな内部告発の完成が番組終了10分前。その後のエピローグは予想通りにスウィートも、一応は許容範囲内でしょう。 モモノミコトが歌う主題曲を本田美奈子に劇中で歌わせるという趣向は、小豪華ぐらいはいってたかな。この秋一番熱い根岸季衣(非公式コラムvol.6参照)のいもを武器にした格闘は、やっぱりこの上なく熱かった。ミッキー・カーチスは最後には血までなめちゃう怪演を披露。これがNHK的みそぎの果てか(翌日の火曜サスペンス『軽井沢ミステリー〜待っていた女〜』では、すぐに殺されちゃう役で連続みそぎ)。終始地味でしたけど、いろいろと絡みがあったおかげで(?)、みどころに事欠かないドラマになっていました。(結) 第9回(11/5放送) ☆☆☆ 衒いのないストーリーテリングが、イマドキ珍しい。無駄話だらけの昨今のドラマとは違ったいき方に、好感を覚えます。 NHK的みそぎ続行中のミッキー・カーチスさんは、往年の歌声をワンフレーズ聞かせてくれる大盤振る舞い。根性焼きまでいれてしまう、そのあまりにもリアルなシチュエーションの中、最終回までにみそぎきることは可能でしょうか。焦点がちょっとズレてる?!(結) 第8回(10/29放送) ☆☆☆ 初回からの横糸がことごとく生きてるのも偉いんだけど、一切におざなりを許してない演出のがんばりも評価できます。苑子(本田美奈子)が例の曲を思い出すシーンにはグッときた。でも、自分が作曲した記念の曲の、あんな印象的なフレーズを忘れるかねぇ。 それにしても、ミッキー・カーチスに覚せい剤を仕込ませるなんて、ちょっとリアル過ぎないかい。あと2回で彼はNHK的にみそがれるのか?!(結) 第7回(10/22放送) ☆☆★ 謎は謎のままに、母と娘のご対面の回。逆光なステージングのわりには、本田美奈子の英語の歌はちと苦しいか。それにしてもあの細い体で、どうやって沙良(黒川芽衣)を産んだんでしょうね。これもまた別次元での謎。謎連発は、裏の影響か?! こっちが裏って話もあるんですけど。(結) 第6回(10/15放送) ☆☆☆ 地味に面白い。評判のジャズ・シンガーを演じる本田美奈子(テレビドラマはいつぶり?)は、雰囲気あるけどジャズっぽくはないかな。めったに見れないチャリ・チェイスに思わず手に汗。みなとみらいのロング・ショットは壮観。結局、海人(小栗旬)のサックスは聴けたもんじゃかなった、っていうオチもいい。(結) 第5回(10/1放送) ☆☆☆ 物語が多重多層になってきて、今後の展開に期待感が高まります。ブラスの響きが切ない劇中音楽がいい。(結) 第4回(9/24放送) ☆☆ ハードボイルドにがんばってはいるだけど、もう一歩不完全燃焼の印象。それこそが、ハードボイルドなのかもしれないけど。レギュラー陣に関わる問題を扱った今回は、それでも盛り上がった方かな。ゆかり(櫻井淳子)の別居の理由は、意外に普通で拍子抜け。出演陣のアンサンブルはいい。(結) 第3回(9/17放送) ☆☆ なるほど納得のストーリーに驚きはゼロだったけど、安上がりな視聴者参加型タイトルバックには、3回目にして初めて驚く。暗示が過激で笑えました。(結) 第2回(9/10放送) ☆☆ オープニングのプレイバックが過去の新事実、という構成は斬新だったけど、定番化するであろう一回読み切りのエピソードは、『フレーフレー人生!』並(もしくは『できちゃった結婚』並)の凡話。 黒川芽衣って、『私を旅館に連れてって』で観月ありさの娘役だった、『北条時宗』で祥子(ともさかりえ)の子供時代をやってた、『横浜本牧殺人ファイル 白磁の肌を持つ女』で三浦友和の娘役だった(参考にならない?!)、あの娘ですか。これまでにない大きな役だけに、大熱演もわかるなぁ。 『赤い靴』(1948年英国 監督エリック・プレスバーガー&マイケル・パウエル)は名作。台風関連情報で、画面がしょっちゅう小さくなってたのには困った。(結) 第1回(9/3放送) ☆☆★ 土曜は『牟田刑事官事件ファイル30』、日曜は『北条時宗』、そして月曜はこれと、この三日間はうじきつよしを見続けております。いきなり、死んじゃったけど。 探偵物の体裁は律儀なほどに踏襲されており、カラーを落とした画調もなかなかに雰囲気出てます。横浜ロケも非常に効果的。ここまで念入れてやっといて、エンディングのタイトルバックは、NHKの近所で間に合わせって、いきなり脱力するなぁ。(結) |
|
Copyright© 2001 TV DRAMA REVIEW. All Rights Reserved. |