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2001年夏ドラマ一覧
大好き!五つ子3 (TBS系月〜金曜13:00〜13:30)
製作/VSO、TBS
企画/橋本孝、瀬戸口克陽
プロデューサー/富田勝典、荒井光明
脚本/浪江裕史
演出/富田勝典、酒井聖博
音楽/旭純 主題歌/『パーティータイム〜夏編〜』三角堂
出演/桜井桃子…森尾由美、桜井良介…新井康弘、桜井周平…見栄晴、桜井恵…長谷川真弓、紀香…荒井千歩、剛…金澤翔太、拓也…谷野欧太、美穂…新穂えりか、慎吾…中野勇士、大平松之助…松岡憲治、山田力…田中章、西園寺小百合…佐久間由枝、杉山理沙…雨宮朋絵、上條泉美…本橋里紗、宏美…広岡由里子、弥生…吉谷彩子、勇太…小池城太朗、桜井良枝…岩本多代、山田澄代…白川和子、楠健一…天田俊明、楠千絵子…茅島成美
ほか



総合点:☆☆☆


第30回「答えはしあわせ」(8/31放送)
☆☆★
 森尾さんは実際の家でもテレビの中と同じように怒ってるそうです(『はなまるマーケット』より)。これで大平さん役の松岡憲治は御役御免。今日の美穂の名言は「そういうことを奇麗事って言うのよ。」ぐらいか。山田に気合いれるの、美穂だけ全力だったでしょ。それにしても彼、結婚話がなかったら絶対怒ってたでしょうねぇ。引越し後の展開がパート4になるんでしょうね。


第29回「ママの恋人」(8/30放送)
☆☆☆
 ママ、パパを甲斐甲斐しく看病するの巻。天罰は大げさでも、パート3では新井康弘パパの出番が、これまでより少なかった気がするんですけど。野球の朝練行っちゃって家にいない、という設定が多かったでしょ。
 今日もまた、光り輝く美穂語録。
「いつもは女王様とパシリなんだけどね。」
「子供をこんなに飢えさせて、困った母親よね。」
「夏の恋は短い宿命なんだもん。」
どれも美穂じゃないと言えないような、含蓄のあるお言葉です。
 桃子ママの鼻歌は「夏のお嬢さん」(1978年)。大平さんの着メロは「LOVEマシーン」(1999年)。森尾さんの郁恵ナンバーが聴けるなんて、感激です。ちょっと前に、モー娘。と一緒に歌ってたのは見たけど(たしか「青春時代1.2.3!」)。
 不動産探しは、大平さんの家で落ち着くのか。仮に山田力の奔走が徒労に終わるとしても、泉美と結び付けてもらった手前、文句言えないか。


第28回「それでは皆さんご一緒に!」(8/29放送)
☆☆★
 美穂のパラパラにはじまる唐突な家庭崩壊劇?! そう言えばって感じで、久々に物件探しの話が登場しました。最近は不動産関連の話が、恋愛関連の話にすりかわってましたからね。果たして、最終回までに引っ越すことが出来るんでしょうか。
 「男はいやでも一人で飯を食う時がくるんだ」とは、含蓄のあるお言葉。桃太(?)じゃなくても、ジーンときちゃった。


第27回「ママの夏休み」(8/28放送)
☆☆★
 あと数回だからって、「こんな俺でいいの」って、いきなり力が泉美ちゃんに疑問形をぶつけちゃうとは、展開早いなぁ。しかもその話も5分ですんなりまとまるし。
 いつもは冒頭に出てる副題が今日はCM後に。つまりは、タイトルの前後では、まったく違う話だったってこと。
「完全なヒステリー!」
「あの性格は死ぬまで治らない。」
「これでヒステリーが治るんだったら、安いもんよ。」
と美穂による数々の名言によって形容された桃太こと、お母さんが久々に大爆発した今回。トイレの花で記念撮影してる子供たちをどやしつける様さえもキュートなのですから、カーラーつけっぱなしなんてシーンは尚更です。そんな家族を見守るお父さんの眼差しが温かい。
 ところで、やりすぎスマイルの森尾さんと一緒にプリクラ、写ってた人は誰なんでしょう。


第26回「ひと夏の恋」(8/27放送)
☆☆☆
 唐突にも美穂に恋人が!そして、ひと夏の恋はあっという間に終わる。浪江裕史さんの脚本が五つ子の中でも、とりわけ美穂に特別な比重を置いているのは間違いないですね。前後左右に巧みすぎて、墓穴堀まくる美穂がかわいい。彼女のキャラが突出した日は、いつにもましてドラマが生き生きとしています。


第5週(8/20〜8/24放送)
☆☆☆
 本橋里紗が「マルチ6」に出てました。超真夜中だけに、見てる人は少ないか。ドラマは今週も絶好調。あと一週で終わりだなんて、早いですねぇ。

第21回
 力(田中章)と泉美(本橋里紗)をくっつけようと画策する子供たちの大活躍ぶりが楽しい。特に美穂!!!

第22回「恋の青い鳥」
 力が泉美をサーフィンに誘うくだりが最高。田中章の生な演技力が逆に生きたかな。

第23回「勇気を出して」
 美穂が名言を連発しております。大人に向かって、「汗臭い男は嫌われちゃのよ」だもん。力(田中章)に泉美(本橋里紗)を誘わせるように強力ナビゲートを試みた美穂が、力の初告白に「まったく世話が焼けるんだから」って涙するところは特に最高。まったくいいリアクションしてます。森尾さんのガッツポースの時には、かなり粉が飛んでたけど。
 さゆりの「骨太発言」や美穂の「やだぴょん」を聴くにつけ、今のドラマなんだなぁ、としみじみと思う。

第24回「いじっぱりと意気地なし」
 オープニングから最後まで、虫歯痛の美穂が全部持っていってしまう。歯の痛みをこらえての恋の指南役をつとめる「ラブラブ大作戦PARTU」には手に汗握りました。
 昨日の粉に続いて、今回はおにぎり握ってる時、米粒飛ばしまくってた森尾さん。

第25回「おや・親・娘・子?」
 紀香のアメリカ化を筆頭に、今日は若干マッタリしてたかな。ノリザベスの冷やかしには笑ったけど。週終わりはまとめなきゃいけないから、どうしてもこうなりますよね。5年後の美穂は金髪!、は秀逸!やっぱり美穂の出番は際立ってる。


第4週(8/13〜8/17放送)
☆☆☆
第16話「やさしいウソ」
 「女房女房」って、いまどきそんなこと言うかね。「それでは皆さんご一緒に、い・た・だ・き・ます」の掛け声は喜ばしい。

第17話「30円のしあわせ」
 美穂の回。予想に違わず、面白かった。ほとんど美穂の独断場です。

第18話「魔法のちから」
 密かなるトラブルメイカー、ツヨシの話よりも、一匹狼美穂のサイドストーリーの方がやっぱり面白い。

第19話「ウチのパパは…」
 こりゃ、☆☆☆★級だ。新井康弘が昔、キムタクみたいだったのは、事実なんですけどね。「現実はこんなもんでしょ。」って、美穂が言うと重みがあるなぁ。

第20話「恋のキューピット」
 本橋里紗はマドンナぶりはなかなかなんだどけ、プリンプリンの田中章はなかなか生な感じが抜けないなぁ。まぁ、そういう役ではあるんだけど。「これからが本当のラブラブ大作戦の始まりよ」って、やっぱり締めは美穂でした。


第3週(8/6〜8/10放送)
☆☆☆
 美穂の大爆発、継続中!今週はサブタイトルつきで。

第11話「ママはクラクラ」 
 物件見るのに、マイクロバス送迎とはビックリ。五つ子のはじけぶりに、脚本もつられたか?!

第12話「最高だネ!」 
 「制服は絶望的だ!」と絶叫する美穂のおかしみは、その辺の大人以上でしょう。

第13話「バラバラな心」 
 等価交換を歌にしてしまうとは、さすがは美穂。スイカの種飛ばし合戦に思わず素で笑う森尾さん。

第14話「大×2家族計画!!」
 マンション化の賛否をめぐって真っ二つに割れる五つ子の大混乱に呼応してか、すべての展開がヒートアップし続けていくそのたたみ掛けは、昼帯を越えてます。

第15話「いつまでもいつまでも」
 腰砕け的にマンション化推進派がなえちゃう展開はがっかりだけど、またすぐに対立軸が出てくるのが、このドラマですからね。

 テーマ曲の振り付けが、誰一人あってないという快挙!


第2週(7/30〜8/3放送)
☆☆☆
 怖いぐらいの勢いはなお持続中。ジェット・コースター的な展開は、当分収まりそうにありません。唯一控えめなのは、“みんなお年ごろ”“大脱走”“あこがれの×○△”、といったこっそりついてる副題ぐらいかな。


※2週目以降は週間批評になります。


第5回(7/27放送)
☆☆☆
 前回あたりから紀香が牛乳を飲まなくなってのは、「恋はアンバランス」(今回の副題)の伏線だったのか。このミクロな苦悩ぶりって、意外にテイスト的には教育テレビのドラマに近いんじゃ。もちろんそんなメインの話より、美穂のちょっかいの方が圧倒的に面白いんだけど。
 「ミニモニ?いやよ、あんなガキっぽいの。美穂はね、松嶋菜々子みたいになりたいの。」にはじまる自画自賛トークがもう止まらない。もちろん、紀香の悩みの根源を発見出来たのも美穂の手柄。それにしてもママは、いつも怒ってるよなぁ。


第4回(7/26放送)
☆☆★
 本日は拓也の番。この調子で一日一人ずついっても一週間分持つわけですから、やっぱり五つ子でドラマを作るということは、ものすごく理にかなってるわけです。ラストの夫婦マッサージ・シーンは、見ようによってはかなり刺激的。


第3回(7/25放送)
☆☆★
 丸ごと回想形式というあまりにも無意味な挑戦にビックリ。だったら、最初からお正月って設定でやればいいじゃん、なんて言ってはいけません。これだけ無意味な挑戦なんて、なかなか見られるものじゃありませんよ。


第2回(7/24放送)
☆☆☆
 ノンストップな展開、好調持続中。サッカーのレギュラーに選ばれた慎吾がダダをこねて、おかげでママてんてこ舞い、という一波乱もその日のうちに解決してしまうスピーディーさがお見事です。ママが慎吾を叱るシーンはなかなかの迫力でした。
 子供たちの口から“虐待”“マザコン”なんて台詞が飛び出すと、ドキッとするとともに、月日の流れを感じずにはいられません。


第1回(7/23放送)
☆☆☆
 最近のこの枠では、このシリーズが一番面白いんじゃないでしょうか。子供が五人いるってのは、やっぱり強い。常にノンストップな展開になりますからね。30回という短さも、だれなくていいんだよね。早々の第3弾は至極納得です。
 子供たちを怒鳴りまくる森尾由美のママ役は、益々絶好調。美穂の悪童ぶりがまた見られるかと思うと、うれしいなぁ。あの子、将来ろくな結婚できないと思うんだけど。あの年であのいやな女ぶりは強烈でしょう。
 オープニング・シーンに戻りますけど、モデル・ルームで勝手にコーヒー飲むなんてことして、いいんですか?ホントにキッチン使ってたから、最初は夢か幻想シーンか何かかと思いました。もちろん、そうじゃなくてよかったってことが言いたかったんですけどね。




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