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2001年春ドラマ一覧 |
ズッコケ三人組3 | (NHK教育土曜18:00〜18:30) |
制作・著作/NHK 原作/那須正幹 制作統括/一井久司、家喜正男 脚本/藤本匡介、戸田山雅司 演出/藤澤浩一、田中賢二 音楽/谷川賢作 エンディングテーマ/『US〜明日何してる?〜』美勇士 出演/小林宏至、安藤奏、中山雄二、あご勇、川俣しのぶ、塩谷俊、古村比呂、高瀬春奈、原田大二郎、渡辺いっけいほか |
※レビューは本放送時(2001年)のものです。 第12回(6/23放送) ☆☆ 懐中電灯がつかなくなるっていう洞窟は、『深く潜れ』に出てきた『2001年宇宙の旅』ばりのあの洞窟とまったく同じじゃないか。脚本は藤本匡介ですしね。 第11回(6/16放送) ☆☆ モト冬樹、斉藤暁、正司歌江と豪華キャストを揃えての最終回シリーズの宝探しゲームだけど(来週最終回)、話が懲りすぎてるのがわざわいしてか、イマイチ調子が出ず。『ズッコケ』らしい話ではあるんだけど。柘植恵水アナが、うそ臭そうなレポーター役で登場。脚本:藤本匡介。 第10回(6/9放送) ☆☆★ ここ数回は低調だったけど、久々に復活です。脚本家(藤本匡介)が変わると、ここまで変わるものなんですねぇ。マイケル有村=細川俊之!なぜか声が震えている。そうか、日系ハワイ移民の役作りなのか。美声まで(ホレホレ節)聴かせていただきました。 地域ボランティアって今ネタもいいけど、ボディガードの屈強な黒人が無意味に関西弁使ったりする小技も冴えてる。明治41年までさかのぼった回想シーンのチープさ、ハチベエの夢と野望をバッサリとポシャらせてしまう展開もいい。今更なんですが、あご勇のあごはやっぱり立派ですねぇ。 第9回(6/2放送) ☆☆ 永遠に出られない4次元的な部屋までは『2001年宇宙の旅』風に本格的だったんだけど、だんだん「ズッコケ宇宙大旅行 死闘編」って感じに。もしくは、プチなマボペン(幻のペンフレンド2001)か。シチュエーションに関わらず、かわいい女に男は弱い。 「出た〜っ」って、渡辺いっけいのウンコだし、母船と探査船はボルトとナットだし(ちょっと『未知との遭遇』風)。そして敵はゴキブリだった(もろ『エイリアン』)。殺虫剤攻撃ってのは、個人的には好きでしたけど。 第8回(5/26放送) ☆☆ 「宇宙大旅行 遭遇編」って、こんなのんびりしたSFを作ってしまうなんて、ある意味勇気があるなぁ。一番怖かったのはいろいろとおきる怪現象じゃなくて、八百屋なのにねぎと大根を買った、川俣しのぶのかあちゃん星人でしたけど。とりあえずは、後編待ちか。 第7回(5/19放送) ☆☆ サブタイトル「発明狂時代」は、パロディ大会の序章にすぎなかった?! “パチモンカード”に“反逆デスマッチ”って、もうやりたい放題ですよ。極めつけは、ワイドショーで出てきたドラマのタイトル『あの日が終わるまで』ですよ。これってもしかして『明日があるさ』の逆バージョン?! 欲と二人づれを地でいくハチベエとハカセが奔走の挙句に、というお話は、三人組に亀裂が入ったりして話が停滞しちゃったから、ちょっとマッタリ気味だったかなぁ。ただ、雷を起と結で使うあたりは、基本に忠実で折り目正しいなぁ。 第6回(5/12放送) ☆☆★ いろんなバリエーションで見せてくれるこのドラマですが、今回はヒッチコックばりの巻き込まれ型サスペンス。10日前、5日前と推理がさかのぼっていく定番のスタイルが、スタイリッシュでカッコいい。誘拐されそうなのに、落ちたあんまんにこだわったり、といったスラプスティック度と、地図を使ったアジト探しなんていう本格派度のバランスも絶妙です。 遊井亮子のそれっぽい悪女はもろにハードボイルドな探偵物のパロディ風。高瀬春奈の全力疾走は資料的価値高し。 第5回(5/5放送) ☆☆☆ 摩訶不思議な神がかり幻想譚なんだけど、それが民間伝承芸能と絡んででるところが知的です。結論を放り投げちゃうあたりも素敵だ。博士が高そうな眼鏡をかけています。 第4回(4/28放送) ☆☆☆ 見事なエスカレート型の脚本。アヴァンギャルドな夢のシーンも面白いし、移りゆく街の風景をチラッと織り込んだりといった社会派ぶりもなかなかです。ドラマの余韻もいいんだなぁ。 第3回(4/21放送) ☆☆☆ ゴールデンのドラマとは一味も二味も違う味わいになってます。スラプスティックな面白さが存分に出てるし、自由度の高い作りなので、その遊び心にもうれしくなっちゃう。ミステリー婆さんって、そんな破天荒な。皮肉なおかしみは、単なる子供ドラマの域を越えてます。 第2回(4/14放送) ☆☆★ 憎悪の偽証だったとはびっくりしたなぁ。しかも存在しない事件の。加えて、無意識の罪悪感がそれを忘れさせていただなんて。これは話が高級です。自分史の中に旧キャストからの役の受け渡しもちゃんと盛り込まれてるあたりも実に手厚い。来週からが本格始動なんでしょうけど、この前後編は完成度高かったね。 第1回(2001/4/7放送) ☆☆☆ 序盤の追っかけはおきまり以上のものはなかったけど、話が本題の自分史探しに入っていくと、俄然おもしろくなった。かなり苦々しい展開にビックリしちゃいました。後編も見なきゃ。 |
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