レビュー：鬼平犯科帳

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鬼平犯科帳	（フジテレビ系火曜19：59～20：54）
制作/フジテレビ、松竹株式会社　プロデュース/遠藤龍之介ほか原作/池波正太郎　脚本/田坂啓ほか　演出/小野田嘉幹出演/中村吉右衛門、多岐川裕美、梶芽衣子、蟹江敬三、中村歌昇、勝野洋ほか

第5回（5/22放送）
☆☆★
　豪勢なセットにケレン味たっぷりの演出。抜群の安定感を誇ったこのシリーズも、平蔵の「これでいいのさ、世の中というものは」という絞めの言葉で終了です。原作尽きて、シリーズも去る。

第4回（5/15放送）
☆☆★
　尾美としのり大活躍で、お笑いを一席という感じでした。でもこのお話だったら、見るより原作読んだほうが、さらにクスっとくるでしょうね。石橋蓮司のおかまだなんて、よくもまぁ、そんな強烈なこと思いついたよな。

第3回（5/1放送）
☆☆★
　なるほど納得のよく出来た粋なお話。鬼平ファンを喜ばす大立ち回りとともに、相も変らぬ平蔵の人の悪さもまた魅力的。今更ながら、吉右衛門の豪快キャラに感服です。地井武男、レギュラーに?! でもあと2回しかないよ。

第2回（4/24放送）
☆☆★
　奇特な男のお話。ラスト、高橋昌也が火野正平のことをまったく覚えていなかったというオチは、皮肉が効いてて、これぞ短篇といった感じ。殺陣はかなり残忍です。

第1回（4/17放送）
☆☆★
　人気シリーズの復活。改めて、レギュラーキャストの豪華さには驚かされました。スペシャルとはいえ、ゲストも通常の3話分ぐらい出てたのでは。最近、大滝秀治さん出まくってますね（『人情しぐれ町』『介護ビジネス』『ある日、嵐のように』とこれ）。5話しかやらないのが残念です。