レビュー：OLヴィジュアル系

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ＯＬヴィジュアル系

（テレビ朝日系金曜23：09～0：04）

制作/テレビ朝日、CUC
プロデューサー/横地郁英、高橋勝、明石直弓
原作/『OLヴィジュアル系』かなつ久美
脚本/高橋ナツコ、吉田玲子、関えり香、田嶋久子
演出/秋山純、田村直己、横地郁英、髙丸雅隆
音楽/大島ミチル
主題歌/『Necessary』安西ひろこ　テーマソング/『わたし』岡北有由
出演/鈴木紗理奈、上原さくら、原田龍二、加藤明日美、須之内美帆子、オダギリジョー、宝生舞、大竹一樹、升毅、遠山景織子ほか

第11回（6/22放送）
☆☆
　確かにそんな都合のいい話があるわけないか。テレ朝としても、こんな都合のいい人気シリーズを簡単に終わらせちゃうほど、ドラマの好企画もないですからねぇ。まさか叶美香がみんなを諭し回っちゃう役をやってしまうとは、彼女も偉くなられたものです。結婚式のシーンは畑野浩子にとって初屋内撮影だったっけ？

第10回（6/15放送）
☆☆
　畑野浩子、一人＋赤ちゃんの公園ロケで瞬間復帰。叶美香がこの番組に複数回出るってのは、なかなかのアイロニーですよね。『嫁はミツボシ。』ではお亡くなりになった原田龍二はこちらではピンピン大活躍。すみません。話に関係ないところばっかり攻めちゃって。このドラマは本筋よりディテールの方が面白いもので。

第9回（6/8放送）
☆☆
　単なるけなげドラマになっちゃ、面白くないんだよね。パターンが出尽くしたってのもあるんですけど。「今週のお楽しみ」は『NG大賞』的な番組がないテレ朝だけに、希少価値があります。

第8回（6/1放送）
☆☆★
　オフィスを飛び出しての温泉番外編で、いつも以上にオフビートにくるのかと思いきや、今回はせつないおとめチックな純情話でした。どんでん返しもam/pm違いっていうキュートさだけど、やっぱりもっとおバカなほうがいいなぁ、このドラマは。

第7回（5/25放送）
☆☆☆
　『ラブストーリー』の撮りは終わったのか、畑野浩子がゲスト扱いで出戻り登場。逆に『嫁はミツボシ。』には見向きもせず、こっちにフル出場中なのは原田龍二。もちろん、その判断は正しいんだけど。
　武藤と蝶野のご両人を絡ませちゃうとは、さすがは新日の放送権持ってるテレ朝です。まぁ、武藤は『光る女』の主演男優だからね。それにしても、今回も安定してたなぁ。

第6回（5/18放送）
☆☆★
　このドラマの23時台って、絶妙だよねぇ。後半の桜田門と花見月のすっぴんでモデル合戦では、珍しくドラマ的な部分で盛り上がりをみせます。ただやっぱり、鈴木紗理奈が捨て身で挑む無鉄砲な美への追及話の方が断然面白い。普通が普通じゃないだけに、シリアスになると普通すぎて、拍子抜けしちゃうんですよね。

第5回（5/11放送）
☆☆★
　同じ続編でも、『天国に一番近い男』には飽きたけど、このドラマは何回見ても笑える。（由）

☆☆★
　やっぱり大島ミチルの音楽が効いてる。『新・お水の花道』とテンポ感がそっくりってのは、作曲家が同じだとドラマも似てくるという証明ですかねぇ。『北斗の拳』『奥様は魔女』『インディ・ジョーンズ』『シェルブールの雨傘』、『キューピーコーワゴールド（？）』からホルストの『惑星』まで、その本格派ぶりは半端じゃないです。（結）

第4回（5/4放送）
☆☆★
　『新・お水の花道』同様、パワー・アップしてますねぇ。大島ミチルのスコアが本格的であればあるほど、何かおかしいし。アメリカンなスィット・コムに限りなく近づいてきてます。体をはってるだけに、やってる人たちは大変でしょうけど。

第2回（4/20放送）
☆☆★
　今クールはシリーズ物の続編花盛りですけど、そんな中でも今作は、一、二を争う変わらなさ。一応、話を続けるためのトリックは見えてきましたけど、そんなことより、鈴木紗理奈の視覚的熱演（？）というわかりやすさがこのドラマの最大の武器なだけに、どこまではじけてくれるかにかかってくるんでしょうねぇ。この遅い枠でどれぐらいの視聴率を稼げるか。