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2001年夏ドラマ一覧
水戸黄門 (TBS系月曜20:00〜20:54)
製作/C・A・L
チーフプロデューサー/中尾幸男
プロデューサー/樋口祐三、山田勝、藤田知久
脚本監修/宮川一郎
脚本/宮川一郎、岡本さとる、藤井邦夫、鹿水晶子、櫻井康裕
ほか
監督/矢田清巳、井上泰治、金鐘守
ほか
音楽/木下忠司 主題歌/『ああ人生に涙あり』G3K(御三家)
出演/水戸光圀…石坂浩二、佐々木助三郎…岸本祐二、渥美格之進…山田純大、疾風のお娟…由美かおる、せん…清水あすか、みつ…児玉百合香、ひで…尾上彩、素破の次郎坊…コロッケ、徳川綱吉…堤大二郎、柳沢吉保…橋爪淳、井上玄桐…山本學、おるい…加賀まりこ
ほか



第18回(7/30放送)
☆☆★
 “一夜の宿の人間模様”はアガサ・クリスティ風犯人探しになるも、御老公のポワロぶりは不発。まぁ、推理らしい推理はあっさりすっ飛ばして、人情解決しちゃうあたりは、らしいといえばらしいけど。コロッケが出てない回は、ちょっと損したような気分に。


第17回(7/23放送)
☆☆★
 今回は、中山仁と秋野大作の含蓄コンビにつきますかね。黄門一行が誰にも名乗らずに去っていくって、これは珍しいパターンだ。今回もコロッケと由美かおるの忍び合戦がポイント高いですね。コロッケ演ずる素波の次郎坊の、善悪の役割がボケてきてるところが何とも楽しい。


第12回(6/18放送)
☆☆☆
 お娟(由美かおる)の出生の秘密の回。26年前ということは、お娟って20代の役?現在のシーンは、何とか想像力を膨らませるとしても、回想シーンで置き去りにされた子供心を演じるにしちゃ、老けすぎでしょう。
 なるほど、素波の次郎坊(コロッケ)も食っていくために特殊技能を活かしてアルバイトって、何というリアリティの高さ。それにしても今回のコロッケは、カッコよかったですねぇ。敵同士でも忍びの情けってやつか。


第11回(6/11放送)
☆☆★
 今回は普通の水戸黄門。印籠のタイミングも昔風。こういう断りを入れたくなるほどに、いつもは冒険が凄いですからね。弓矢が小道具と言うことで、会話のトライアングルの距離感は、大声でも聞こえないぐらい離れて、並じゃなかったですけど。
 くノ一の出のタイミング、最高!何作ってるのかと思いきやコロッケの次郎坊 、手裏剣作ってたのか。『エイリアン』並の波状攻撃にもくノ一がすかさず対応(って、コンフェデ杯の余韻で、レビューまでサッカーっぽくなってしまいました)。


第10回(6/4放送)
☆☆★
 ここまでボコボコに殴られてる黄門様ってのは、ちょっと記憶にないですねぇ。もうやりたい放題で、これまでの伝統という殻を破りまくっております。臨機応変。由美かおるの入浴シーンという伝統は、守られておりました。


第9回(5/28放送)
☆☆☆
 光圀が冒頭からいきなり道に迷ってるっていう展開もすごかったけど、20年前の、光圀が吉原で遊び人だった時代の回想シーンまで登場しちゃうのには、ホント驚いた。また、それを演じる兵ちゃんが若いのなんのって。これまでのこのシリーズでは、考えられなかったことですよ。黄門の若返り効果テキメン、って石坂さんももう60歳のはずなんだけど、若いよなぁ。


第8回(5/21放送)
☆☆★
 今回の黄門様は旅の戯作者とな。兵ちゃん、七変化ですなぁ。しかも、東大寺大仏の開眼供養会絡みのお話だなんて、知的すぎます。新ご一行は休むことなく、大日本史編纂の仕事をやってますねぇ。友情あり、女忍びあり、コロッケあり。そのすべては、定番の面白さに+αの部分ですから、大したもんだ。


第7回(5/14放送)
☆☆★
 知的路線まっしぐらの兵ちゃんプロデュース(?)の新生『水戸黄門』ですが、今回は初めて旧来の印籠解決型が復活登場。この通常路線が、逆に新鮮に思えたするから不思議です。


第6回(5/7放送)
☆☆☆
 「日本で初めてラーメンを食べた人こそ、水戸光圀公と言われている」そうです。「人は見かけによらない」山田吾一までアクション大爆発。でまかせ故事まで出てくる凝りようには、ニヤリとさせられました。山本学、拷問に耐えるというお笑いつき。


第5回(4/30放送)
☆☆★
 松尾芭蕉まで出てきちゃいましたよ。アクションの激しさは今クール随一。印籠の出し方も、昔より随分知的になっちゃっております。もう大いなるマンネリとは言わせない、という意気込みが伝わってきます。


第3回(4/16放送)
☆☆★
 このレヴェルを続けて欲しいですねぇ。印籠出す暇ないくらいに、アクションが激しい!! 往年のファンがこれで喜ぶかどうかは疑問ですが。


第2回(4/9放送)
☆★
 しばらく遠ざかっていたからでしょうか。この緩いテンポについていけない。すっかり調子狂わされちゃって、おかげで印籠出たか出てないか、ラスト見逃しちゃいました。

☆☆
 新旧のスタイルが混在して、まだ方向性が定まらずといった感じでしょうか。(俊)


第1回(4月2日放送)
☆☆
タイトルバックの演出はフィルムで市川崑先生!!ここで感動を使い果たした感じ。随分難しくなってて印籠も見せないのは兵ちゃんの趣味か。くのいちの集団が出てきたのには笑った。まぁ、そんなところでしょうか。

☆☆
 随分雰囲気変わりましたね。さながら大河ドラマのよう。石坂浩二さんが出て来たときは柳沢吉保か吉良上野介かと思ってしまいました。前作までのテイストを引き継いでいるのは唯一残留した由美かおるによる立ち回りのシーン位でしょうか。ただ、今回に限ってはちょっと浮いちゃってましたけど。(俊)



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