TV DRAMA REVIEW HOME
2001年春ドラマ一覧
愛のことば (フジテレビ系月〜金曜13:30〜14:00)
制作/東海テレビ、テレパック 企画/出原弘之 原作/『卑弥呼』久世光彦
プロデューサー/小野俊和、淡野健、千葉行利
脚本/高田純、高野和明
演出/脇田時三、千葉行利、淡野健、小野俊和、牧時範
音楽/村山達哉 主題歌/『バージン ラブ』シュンケイ
出演/鶴水瑠衣、岡本光太郎、杉田かおる、大橋吾郎、五代高之、団時朗、秋川リサ、村野武範、大倉孝二、山口いづみ、峰岸徹、淡島千景
ほか



第13週(6/25〜6/29放送)
☆☆
 途中、何回となく頭がクラクラして挫折しそうになりましたが、結局“ひみこの音”が聞こえるまでこのドラマに付き合いきりました。猫の発情が“ひみこの音”で、絶頂にドミノが倒れて花火バンバンって、これのために今まで我慢して見続けてきたかと思うと、ちょっと暗くなりましたけど。
 終盤になるにしたがって、登場人物への共感も深まり、話にものれはじめてきてたんですけど、それでも正直言って、終わってくれたことにはホッとしてます。昼間っからの下ネタ連発という拷問にも、ようやく耐えられるような免疫が出来てきたところではあったんですけど。


第12週(6/18〜6/22放送)
☆☆
 今ごろになってこのドラマ、調子づいてきてますよ。鶴水瑠衣も『私を旅館に連れてって』の馬渕英里何とかぶりながらもがんばってます。


第11週(6/11〜6/15放送)
☆☆
 このドラマに出てくる人たちに共感できない理由そのn(nは自然数のn)。平気で他の男女と関係したことをコクリまくる。いくら誤解してたからって、ヨウコはカヲルに可門と関係を持ったことをあっさり打ち明けるかね。それなりに悩みつつではあったけど。それを許すカヲルも謎。
 それでもドラマ自体は随分、まともになったと思うます。それともやっぱり、単に慣れただけか。


第10週(6/4〜6/8放送)
☆☆
 10週間かかってもカオル(岡本光太郎)とはできなかったのに、可門さん(大橋吾郎)とはあっさりしっちゃいましたね、ユウコちゃん(鶴水瑠衣)。女の子の心の半分は羞恥心?さりげなさを装うって勘ぐりは鋭いねぇ。女の子の世界と女の世界の住人であるユウコに「一度日陰に入るとなかなか出てこれない」と諭す山口いづみさんのお言葉は説得力満点。
 それにしても昨日の今日で、草加にベラベラしゃべるかね。刃物が怖いくらい似合う杉田かおるって…。虚実が綯い交ぜになって、ドラマとしてのピークを向かえつつあるのか。


第9週(5/28〜6/1放送)
☆★
 今週で最終回だと思ってたからこそ、最後の力を振り絞って見てたんですけど、よく考えたらこの枠とCBC(中部日本放送)の枠(コンビにまりあ)とでは、長さが全然違うんですよね。次作の予告すらやってないんだもん。冷静に考えればまだ終わるはずないんだけど、それぐらいこのドラマに追い詰められてるってことでしょうか。
 あと一ヶ月、耐えられるか?! SSS(スリーエス)不買運動並に、このドラマもボイコットしちゃいたい気分。金沢編はよかったと思うんだけど。カッコ付けで説明しちゃうのもこのドラマの影響?


第8週(5/21〜5/25放送)
☆☆
 柳生の話が効いたおかげで、遅蒔きながら物語に一貫が出てきたかな。杉田かおるとのレズ的な展開には、予感はあれどやっぱりビックリ。少なくとも同じ下ネタなら、こっちの方がいいなぁ。


第7週(5/14〜5/18放送)
☆☆
 舞台を金沢に移して、変化がついたのは非常によかったね。東京に戻ると、やっぱり澱みがちになるんだけど。鶴水瑠衣の過剰な元気印も、ようやくドラマにしっくりいくようになってきたかな。がんばりが空回りしなくなってきました。


第6週(5/7〜5/11放送)
☆☆
 ドラマとしてようやくと言いますか、やっとこさけじめがついてきた感じ。高橋昌也扮する余命いくばくもない柳生というキャラクターを登場させたサイドストーリーが物語に幅を持たせはじめましたかね。


第5週(4/30〜5/4放送)
☆★
 やっぱりこのドラマ見てると、頭がくらくらする。体力がないとちょっと見通せないね。まぁ、必然的純愛物ではあるわけですが。ここまでがんばってきましたけど、落ちてもいいですか。


第4週(4/23〜4/27放送)
☆☆
 ドラマを面白くするためにあえて巧んでるわけですから、そこに文句つけるのもおかしな話なんだけど、そうであったとしても、このドラマは品が悪すぎる。もう4週目だけど、そう簡単には慣れないものですねぇ。フィルムを光にかざして過去に決別したユウコともに、ドラマも代わってくれないかなぁ。代わらないだろうなぁ。もちろん、代わったら嘘になるし。


第3週(4/16〜4/20放送)
☆★
 女のあそこにこだわり続けて3週間。確かに丸くは作ってあるけど、ここまで続けられちゃうとさすがに飽きるよ。問題作は問題作でも、問題ありありの問題作。この話にこの豪華キャストってのは、どういうことなんでしょうねぇ。淡島千景先生に登場のたびに猥談やらせちゃって、本当にいいんでしょうか。やっぱりこの下品さは、ちょっと度を越えてると思う。いや、面白ければすべてはチャラなんですよ。でも、仕掛けが多い割には、展開も薄いんだよなぁ。


第2週(4/9〜4/13放送)
☆★
 ここまで何の屈託もなく下ネタ並べられちゃうと、もうそういうものなんだと思うしかないんでしょうけど、やっぱり昼間っからこれは、さすがにゲンナリしちゃうなぁ。これが深夜ドラマとかだったら、それなりに覚悟して見られると思うんですけど。体力のある方はどうぞ。


※2週目以降は週間批評になります。


第5回(4/6放送)
☆☆
 「卑弥呼」(原作タイトル)の意味聞いて、コケましたよ。一週間通して、このドラマの愛のことばってのは、徹底的に下ネタだけでしたけど。“一風変わったドラマ”っていうキャッチ・コピーは、確かに正しくないとは言えないかも。


第4回(4/5放送)
☆★
 止まらない下ネタ。ドミノ出てきちゃうところなんか、思わず苦笑してしまいました。確かに下ネタ空元気って、いかにも久世さんぽいっちゃぽいんだけど。『女優・杏子』の続きが見たくなりました。


第3回(4/4放送)
☆☆
 下ネタ、引っ張る引っ張る。引っ張りすぎて、単なる下ネタのはずが言語変換の合理主義にまで高められちゃった。個々のエピソードには苦笑させられることしばしば。こっちのヒロインと裏のコンビニ・ヒロイン、結構キャラ、かぶってるんですけど。


第2回(4/3放送)
☆★
 このドラマはこのまま下ネタ路線をばく進するのか。登場人物たちが面白がってるほどは、ダイアローグが面白くない。もう少し我慢する価値はありそう。


第1回(4/2放送)
☆★
 下ネタのオンパレードは初回ならではのサービス?コミカルと言うよりはそのから騒ぎぶりが単にうるさかった。これも主演二人の魅力次第かな。




Copyright© 2001 TV DRAMA REVIEW. All Rights Reserved.