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2001年春ドラマ一覧
京都迷宮案内 (テレビ朝日系木曜20:00〜20:54)
制作/テレビ朝日、東映
企画/井上隆、加藤貢 プロデューサー/菊池恭、手塚治
脚本/西岡琢也、橋本一(14のみ)
監督/黒澤直輔(1、2、9、10、11、12、15、16)、杉村六郎(3、4、7、8、17、18)、橋本一(5、6、13、14)
音楽/池頼広 主題歌/『ファンタジー』川村結花、『What'cha wanna do?』TUBE
出演/橋爪功、的場浩司、大路恵美、市田ひろみ、鶴田忍、島木譲二、辻本茂雄、小川剛、伊東貴明、真瀬樹里、北村総一朗、野際陽子
ほか



第18回(6/21放送)
☆☆★
 最近はTBSにその座を奪われつつあった自社ネタ使いの宝庫、テレ朝が久々に本領発揮で『十手人』を全面フィーチャー。母(野際陽子)が思ってるほどに、娘(真瀬樹里)は成長しましたかねぇ。ちょっと疑問。シリーズ第4弾にも出るんでしょうか。もちろん、これで終わりじゃないでしょうからね。


第17回(6/14放送)
☆☆★
 京都情緒満点のオープニングシーンから、このドラマを見るもう一つの楽しみを満喫させてくれます。星由里子が万引きしちゃうスーパーマーケットは、他の土地と何ら変わりなかったですけど。
 野際陽子親子の長刀対決は娘、真瀬樹里の勝ち。ドラマ中一回ぐらいは、娘にも花持たせたいってことか。少年剣士の扮装じゃないけど、橋爪功に溝内を突いたこっちの大路恵美も強かった(むこうは『剣客商売』)。


第16回(6/7放送)
☆☆★
 京日(京都日報)社会部の皆さん、キャップを除いて仲がいい。その仲よし3人衆が一緒に医療センターから出てきた時、大路恵美だけ微妙に蹴躓いてたでしょ。それぐらいのディテールを見るべきなんですよ、このドラマは。移り行く風景の油絵にしみじみする間もなく、野際さんの肖像画でもう一オチ。


第15回(5/24放送)
☆☆☆
 小ネタも楽屋落ちネタも満載でしたけど、主筋の方も今回はなかなかでした。さすがは大路“剣客商売”恵美、殺陣も様になってます。あれれ?遊井亮子は新シリーズ“剣客商売”の第一回目に出るんじゃなかったっけ。
 事件が些細であればあるほど、人生の悲しさが浮かび上がるその構造は強固。それにしても、京都ってのは怖いところですねぇ。


第14回(5/17放送)
☆☆★
 こういう変化球はこのドラマ、うまいんだよねぇ。基本的には橋爪さんの腹芸におうところが大きいんだけど。今回のシリーズでは、大路恵美が単なるコメディ・ロールの専門になってますねぇ。

☆☆★
 今回は演出の橋本一さんが脚本を兼ねていたせいもあってか、いつにも増して遊びに満ちておりました。様々な小ネタ、小技を駆使して当にやりたい放題って感じ。こういうのって作ってる方はさぞかし楽しいんでしょうね。ただ、その煽りを食ったのは出演者の方々。いつもより余計に走らされております(しかも大きなバッグを持たされて)。
 ここではボケ担当としてひたすらドンくさく走る大路恵美ですが、6月スタートの『剣客商売』では凛々しい姿も見せてくれることでしょう。(俊)


第11回(4/26放送)
☆☆
 視聴率好調も納得の安定した出来ばえ。そこに橋爪功がいる限り、どうやったってはずしようがないんだけど。あのキャラはもはやズルに等しい。有森也実はこういう影のある女しかやらなくなりましたね。


第8回(3/8放送)
☆☆
 人情物としての体裁はすべて揃ってたけど、段々それだけでは食い足りなくなってきた。今回のゲスト美保純は、年取るごとにかわいくなっていくなぁ。京都弁はちょっとくるしいかったけど。


第6回(2/22放送)
☆☆★
 一見メンタル悪そうなんだけど実は誠実な、幸の薄い役をやらせたら、白島靖代は今、日本で一番なのはないでしょうか。個人的にはそろそろ違うタイプの役もやって欲しいんだけど。ラジオでやってるって。


第5回(2/15放送)
☆☆★
 今回はこれまでの中でも一番出来がよかったのではないでしょうか。犯罪、犯人にここまで見向きもしない展開は、ある意味痛快。渡辺典子もうらぶれた感じがピッタリだった。それにしても大路恵美の見せ場、ありませんねぇ。


第3回(2/1放送)
☆☆
 我々はちゃんとわかっています。このドラマの主眼がストーリーにないことを。ひたすら物語にキャラが勝ってる。随分な宮崎美子を見せられたとしても、やはりこのドラマは楽しめます。


第2回(1/25放送)
☆☆★
 相変わらず、キャラクターの面白さで引っ張ってくれます。そんな抜群の設定以上には話は面白くないんだけど。


第1回(1/18放送)
☆☆★
 待ってましたの第3弾。午前中放送された特番の番宣の方が面白かったという逆転現象もありましたけど、まぁ本編もキャラクター設定がしっかりしているので、安心して楽しめます。ディテクティヴ物で安心させてしまっていいのかどうかはわかりませんが。




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