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2001年冬ドラマ一覧
カバチタレ! (フジテレビ系木曜22:00〜22:54)
制作著作/フジテレビ プロデュース/山口雅俊
原作/『カバチタレ!』 監修/青木雄二 原作/田島隆 漫画/東風孝広
脚本/大森美香
演出/武内英樹(1、2、5、7、9、11)、水田成英(3、4、6、8、10)
主題歌/『ドゥー・ユー・リメンバー・ミー』キタキマユ
出演/常盤貴子、深津絵里、山下智久、篠原涼子、岡田浩暉、岡田義徳、田窪一世、香里奈、伊藤さおり、猪俣ユキ、大村彩子、小島亜美、小林聡美、陣内孝則
ほか



第1回(1月11日放送)
☆☆☆★
 面白い。コミックのドラマ化らしいですけど、脚色が実に上手い。折り目正しいダイアローグの妙を堪能しました。深津絵里の性格演技も抜群!! はたして二回目以降もこの面白さを維持出来るか。それにしても木10って、いつからチャレンジ枠になったの?極めていい傾向ですけど


第2回(1月18日放送)
☆☆★
 さすがに第1話に比べればトーンダウン。まぁ、あの第1話が面白すぎただけだから仕方がないでしょう。裁判所の競売物件の話じゃ、あんまり目新しくもないし。ただ、深津絵里は依然快調。ここのポイントが高い。


第3回(1月25日放送)
☆☆★
 オープニング・コント(?)は絶品。ただ本筋はごくごく普通になってきちゃってる感じで、第一回が面白すぎただけに物足りなく感じる。少々不自然でも、常磐貴子の災難を深津絵里が解決するという鋳型を守ったほうがいいのでは。


第4回(2月1日放送)
☆☆★
 本筋と関係ない台詞がなかなかに気が効いてて、心地よい。心地よすぎて、物語に引っ掛かってこないのも事実だけど。第一回目の強烈さが頭にあるだけに、少し期待しすぎてるのかもしれません。深津、常盤コンビはさすがに強力。だからこそ、もっともっと面白くなって欲しい。


第5回(2月8日放送)
☆☆☆★
 第1回目以来にとっても面白かった。普段から細部は抜群におかしいんだけど、今回はその細部とメインの話との絡ませ方も上手かったと思います。現実問題として、警察を行政書士がぎゃふんと言わせられるかは別にして、私も不法にキップ切られまくってる口ですから、見ながらにしてスキッとしました。市井の人間に希望をありがとう。バレンタイン・デーの切り口も一般的なドラマとは一線を画していて、斜に斜にくるあたりが笑えた。どのぐらいの分量で原作のコミックが生き残っているのかわかりませんが、これは脚本家の力でしょう。深津絵里はもう、奇跡に近いほどの怪演。


第6回(2月15日放送)
☆☆☆★
 恒例のオープニング・コントは今回も冴えまくり、本編はまるで仏教説話のような寓意性に富んでいて、話の運びも痛快この上ない。主演の二人の息も益々あってきた感じ。ドラマ的な深みには欠けるけど、単純な面白さでは今クールダントツでしょう。


第7回(2月22日放送)
☆☆☆
 小ネタの冴えは相変わらずで、そのやりたい放題ぶりは痛快ですらある。でも豊原の話は3話もひっぱるほどでしょうか。小休止。


第8回(3月1日放送)
☆☆☆
 単純じゃないパーソナリティを描こうとはしてるだけど、丸くおさめようとする傾きもあって、やや中途半端な印象。それでもダイアローグの面白さは健在。今話に限っては、常盤貴子の方が目立ってたかな。


第9回(3月8日放送)
☆☆☆
 原作からはかなり逸脱しているであろう、女の本音部分が本筋より面白いっていうのは、それはそれでいいのかもしれない。それにしても、中島ひろ子といい、白島靖代といい、『櫻の園』組はみんな生活に疲れた女ばっかりやりますねぇ。いいことだ。物語的には深みのない結末にちとがっかり。


第10回(3月15日放送)
☆☆☆
 最終回1個前にして、もっともアリー的なまとまりを示す。まぁ、女性の結婚願望がテーマになると、どうしてもそう見えてしまうだけなのかもしれませんが。いや、やっぱりこれはアリーのパクリだろう。パクリだろうが、面白ければ問題ないんです。金子賢〜高木りなラインでプチ『つぐみへ…』復活!!


第11回(3月22日放送)
☆☆★
 第1回目のような大爆発はその後一切なかったけど、アベレージの維持度ではこのクール、随一だったかな。行政書士業務ではなく、女の本音の部分に大きなウェートがあったことを考えると、もはや今作は大森美香のオリジナルと言った方が正しいのかもしれない。アリー的と言ってしまえばそれまでだけど、それにしてもディテールの心情におかしみ満載のよいドラマでした。もちろん、そのおかしみを支えていたのが主演のお二人であったことは言わずもがなですが。深津さんの達者ぶりは当たり前としても、常盤貴子の好演ぶりには驚いた。不幸ゆえにみじめ、みじめゆえに不幸という必要十分条件を常に満たしてきた彼女が今回、不幸なのに元気、元気ゆえにハッピー、というこれまでになかった形を見せてくれたのは、うれしい誤算でした。



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